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あの海○雄山も唸るかもしれない、いまどきの社員食堂。

社員食堂訪問記

社食File.XX 伊藤忠商事株式会社

1858年、初代伊藤忠兵衛が麻布の行商で創業したことにはじまる伊藤忠商事株式会社。現在は世界63ヶ国に約120の拠点を持ち、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資など、幅広いビジネスを展開している大手総合商社であり、「朝型勤務」や毎週水・金曜日にカジュアルな服装を推奨する「脱スーツ・デー」を導入するといった、新しい時代の「働き方改革」推進企業としても知られています。

「コーポレートメッセージである「ひとりの商人、無数の使命」は、変化する社会からの要請に応え、商いの先に広がる豊かさを提供し続けるため、そして更なる上位を目指すために、社会や社員と共有できる価値観、つまり、「伊藤忠らしさ」を表しているとのことです。そして、伊藤忠商事が「野武士集団」と評される豊かな個性を持った人が集まり、自由闊達な風土を持った組織であること、「個の力」が強いことが込められているといいます。」

そんな伊藤忠さんの社員食堂は「ひとつの食堂、無数の使命」と言い換えることができそうなほど、さまざまな取り組みを実践する場所にもなっています。

それでは伊藤忠商事さんの社員食堂をご紹介しましょう!

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「日本で一番社員を大切にする会社」を目指す伊藤忠の社員食堂が行っていること

東京本社の地下1階には、中央の中庭を囲むように850席のカフェテリア形式の社員食堂「カメリア ガーデン」、昼はもちろん夜の会食や来客対応ができる特別食堂「同夢(どうむ)」、軽食や弁当、飲み物を提供する「GOODIE」、子会社でもあるコンビニエンスストア「ファミリーマート」などがあり、社員にとって必要と思われるサービスが質量とも十分すぎるほど揃えられています。

そんな中、社員食堂「カメリアガーデン」は2013年5月に大規模リニューアルが行われ、それまで以上に明るく快適な人の集まりやすい空間に生まれ変わったそうです。その後も社員の健康増進を目的として「ウェルネス食堂」と称して女子栄養大学監修メニューの導入、社員の声を反映させたメニューの見直し、レイアウト変更を次々と実施するなど、社員にとって魅力的な社食改革を行い、現在では毎日1,600人近くが利用しています。

同社の取り組みについて、食堂を管理している伊藤忠人事総務サービス株式会社の堀さんにお話を伺うと、

「2016年に会社として伊藤忠健康憲章を宣言すると同時に、社員食堂での取り組みに一層注力しました。そこで『食堂に来ることが楽しみになること』を目標に、週替わりイベントの導入、魚は築地直送など、メニューを豊富に取り揃えました。またデリでは栄養価の高い季節の旬の野菜を積極的に提供するようにしました。するとそれまで1日150人前後の利用者であった“グラムデリ”の利用者数が徐々に増え、今では1日400人程度利用するようになりました。」

また社員の方のヘルシー志向については、運営会社も実感されており、「利用されている方は、野菜をたくさん食べる方が多いこと、そして選べるご飯も”白米”より麦ご飯を選ぶ方が多いなど、健康を意識したメニューの要望が高いことが特徴的ですね」とのことです。

同社では他社に先駆けて2013年10月より朝型勤務制度を導入しており、夜型の残業体質から朝型の勤務へと会社をあげてシフトするために、午前8時までに出社した社員には社員食堂にて軽食も無料で提供しています。働き方改革のために社員食堂を活用している好例といえるでしょう。

「日本で一番社員を大切にする会社にしたい」という同社の思いは社員食堂でも共有され、社員の健康を食の面から積極的に支えている社員食堂でした。

 

  • 社食File.62 新宿野村ビルNEON(職域食堂)