社員食堂に関わる、サステナブルなメニュー、廃プラ、フードロス対策、健康への取り組みやフードマイレージ、脱炭素、生物多様性への配慮、飢餓・貧困撲滅への取り組みなど、SDGsの17のゴールや169のターゲットに関わる取り組みとなるサービス、イベントなどの取り組みを募集しました。
ご応募頂き、条件をクリアした企業、社食運営企業に賞を授与しました。
SDGs社食アワード 応募要項
応募資格
社員食堂運営会社及び社員食堂を有する、法人格のある企業・団体(職域食堂、職員食堂など含む)
応募テーマ
社員食堂及び社員食堂運営におけるSDGsの取り組みであれば何でも可能
応募期間
2023年1月5日~2023年1月31日 今回の応募は終了しました。
審査方法
<社員食堂を有する企業の場合>
・2022年1月から12月の期間中、自社の社員食堂でSDGsの取り組みを5回以上行う
<社員食堂運営会社の場合> 下記のいずれかをクリアしていること
・2022年1月から12月の期間中、クライアント企業5社以上の社員食堂でSDGsの取り組みを行う
・2022年1月から12月の期間中、クライアント企業の社員食堂において10回以上のSDGsの取り組みを行う
上記条件をクリアした企業を対象に、社員食堂におけるSDGsの取り組みについて、学識経験者や社員食堂の知見等を有する委員により審査。
審査員(敬称略)
星野 裕志(九州大学経済学研究院 産業マネジメント部門 産業マネジメント教授)
瀧浪 剛 (一般社団法人日本能率協会)
藤井 直樹(社食ドットコム代表)
2022年度 受賞企業
社食運営企業賞
- 株式会社ノンピ
【受賞理由】
廃棄油をリサイクルして石鹸に変える取り組みや、食べ残しを自社プラントで堆肥化するなどの取り組みを実施
- 株式会社LEOC
【受賞理由】
オリジナルブレンドコーヒーの開発と提供することで、カフェ業態でのごみゼロ、マイボトル推奨、ポーションミルクの廃止などの活動を実施
- 栄養食株式会社
【受賞理由】
ソイミートを使用した主菜・丼・カレー・パスタ・ラーメン・グラタン・サラダ等、幅広いメニュー展開
- 中央フードサービス株式会社
【受賞理由】
SDGsゴール「海の豊かさを守ろう」の実現に向け、サステナブルシーフードの積極使用や、規格外野菜を提携農家から仕入れるなど環境に配慮した食材使用
企業賞
- オーエスジー株式会社(愛知)
【受賞理由】
SDGsゴール「すべての人に健康と福祉を」の実現のために、エネルギーやたんぱく質,食塩量など表記するとともに、野菜を多めにする「カラダカンガエル」やブルーシーフード、代替ミートを提供
- セガサミーホールディングス株式会社(東京)
【受賞理由】
「食品ロス削減」「環境保全」を考慮した美味しい「サスティナブルスイーツ」を提供、また身体にも地球にも美味しいヴィーガン料理を提供するなど、積極的な社員食堂でのSDGsの取り組み
- 株式会社大塚製薬工場(徳島)
【受賞理由】
自社のある徳島県産の穀類利用率100%を達成し、それにより食材輸送に必要なCO2排出量を72%削減。環境負荷が高いとされるプラスチックの使用量削減のため、食堂で利用している箸をプラスチック製から木製へ変更
- 花王株式会社 和歌山工場(和歌山)
【受賞理由】
毎日社員食堂から出る約50キログラムの食品廃棄物を生ごみ処理設備に投入し、できた堆肥原料を社会福祉法人が使用し生育した野菜を購入する循環型食品リサイクル活動の実施
- 株式会社資生堂(東京)
【受賞理由】
SDGsゴール「貧困をなくそう」の達成のためにフェアトレードコーヒー豆を採用、また「つくる責任、つかう責任」の達成のため、廃プラを促進。カフェテリアでタンブラーやスチールストローを販売されるなど、多彩な取り組みの実施
受賞コメント
社食運営企業賞
この度は、SDGs社食アワードを受賞させていただき、ありがとうございます。
株式会社ノンピ
今までのSDGsへの取り組みが今回こういった形でご評価頂いた事は本当に光栄ですし、企画を考える店長たちや現場のスタッフ、また一緒になってSDGsの推進に取り組んでくれているクライアント様に本当に感謝しております。
弊社でのSDGs企画は、何をやるにしても言葉通り「持続性をもった取組」ということを意識してきました。
それが今回の受賞に繋がったのではないかと考えております。
すぐさま解決できない課題も沢山ありますが、お客様も我々も楽しみながらできる工夫を考え、小さくとも出来ることから取り組んでいきたいと思います。
今回は受賞を賜りまして、本当にありがとうございました。
この度は「SDGs社食アワード」におきまして「社食運営企業賞」をいただき、誠にありがとうございました。普段より運営にご協力いただいているクライアントの皆様、食材を供給していただいている生産者をはじめとしたサプライチェーン関係者の皆様にも、心より感謝を申し上げます。
株式会社LEOC
私たちLEOCはグループのサステナビリティ戦略である「3つのWay」のもと、食を通じた健康と環境に対する貢献を図ってまいりました。当社のサステナブルなフードブランドである“L’thical”(エルシカル)は「サステナブルフードとは思えないほど美味しい」クオリティを追求し、首都圏・関西を中心とした社員食堂でご愛顧いただいております。そして昨年6月に開発したオリジナルブレンドコーヒーは「生産地への貢献」をテーマとし、途上国の教育機会増大や生産者支援などを積極的に行う複数農家の豆を使用。高いトレーサビリティとクオリティを両立しております。
当社は「お客様に喜びと感動を パートナーに成長と幸福を 社会に貢献を」との企業理念のもと、食を通じた持続可能な社会の実現に全力を注いでまいります。
この度は、SDGs社食アワード賞を頂き、誠に光栄に思います。
栄養食株式会社
当社は、2000年4月より、「社員食堂でできるSDGsの取り組み」として、ソイミートを使用したメニュー開発に取り組んできました。
和食・洋食・中華料理のジャンルで、主菜・丼物・カレー・パスタ・サラダ・グラタンに至るまで、幅広い料理レシピが仕上がりました。
お客様への提供も日に日に増えて、現在では、17現場、21種のメニューを提供しております。
目指すは、『美味しいソイミート料理』いかなる時も、美味しく、売れる料理でなければ、お客様にお召し上がりいただけません。
今後もまだまだ沢山の可能性を秘めたソイミート。この取り組みを通して、企業としてさらなる社会貢献ができればと考えております。
この度は【SDGs社食アワード】にお選びいただき誠にありがとうございます。
中央フードサービス株式会社
社員食堂を通じてより多くの方に食のSDGsを体験していただくこと、またそれらを継続的に発信していくことで社員食堂を利用される皆様がより身近にSDGsを感じていただくことが我々の使命だと考えております。
今我々が取り組んでいることはまだまだほんのわずかではございますがこの受賞を契機とし、今後も実践、発信に励んでいく所存でございます。
ありがとうございました。
企業賞
SDGs社食アワードを受賞いたしましたことを、心より嬉しく思います。
オーエスジー株式会社
当社は、1996年「地球会社」「健康会社」「環境に優しい会社」を宣言し、地球・社会・地域・社員の持続可能な取組に向け、積極的に活動を行っております。また、社員食堂においても徹底した取り組みを行っております。
環境に配慮した「ブルーシーフード」や「代替肉 大豆ミート」の採用、食品ロス削減のための活動、野菜を多く、塩分を減らした健康的な食事の提供など、社員食堂を通じ、誰もが幸せ、笑顔になる活動を実施しております。
当社が受賞することができたことは、SDGsに向けた取り組みをご支援いただいた給食業者様、社員全員の協力のおかげです。
今後も、SDGsに向けた取り組みを強化していくとともに、社員食堂の更なる充実に努めてまいります。引き続き、ご支援、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
この度は名誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。社員食堂の運営にあたり、生産者の皆様、給食会社の皆様と連携して運用してきた賜物と存じます。特に、給食会社の皆様とは、SDGs活動について幾度も協議を重ね、試行錯誤しながら運用して参りました。ご無理なお願いも多かったかと思います。重ねて感謝、御礼申し上げます。
セガサミーホールディングス株式会社
セガサミーグループはCSR・SDGs活動を推進し、「社会から信頼され、必要とされ、そして尊敬される企業グループであり続ける」ことを目指しております。社員食堂につきましても同様です。生産者の皆様、お料理を考案し、提供してくださる給食会社の皆様と、今後もパートナーシップを築きながら、SDGsの取り組みを引き続き進めてゆきたいと思っております。ありがとうございました。
この度は、すばらしい賞を賜り、大変光栄に存じます。
花王株式会社 和歌山工場
花王和歌山工場では“もったいないを、ほっとけない”活動の1つとして、社員食堂から出る食品廃棄物を堆肥原料化して農福連携で農作物を育て、 その収穫物を再び社員食堂の食材として活用する「持続可能な循環型の食品リサイクル活動」に取り組んでいます。
この活動は、ご協力戴いた多くのみなさま(NPO法人、機械メーカー、社会福祉法人、社員食堂運営会社、そして社員食堂を利用している社員)との協働ではじめて実現することができた活動ですので、関係するみなさまにも感謝を伝えたいと思います。
今後も関係するみなさまにご協力戴きながら、このような活動を継続していくと共に、農作業体験や食品リサイクルの流れを学ぶ食育の機会の創出など、更にSDGsのつながりを拡大していきたいと思います。
栄えある第一回SDGs社食アワード企業賞を頂戴し光栄に思います。
株式会社資生堂
資生堂は1872年の創業時から、自然や地球環境、社会を敬い、本業を通じて、社会価値の創造に努めてきました。「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」という企業使命のもと、ビューティーカンパニーならではのアプローチで社会課題を解決し、「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会の実現を目指しています。
食材の調達、生産過程、フードロス、飢餓などSDGsの17の目標は「食」と関連しています。ジビエや規格外野菜を使ったランチメニューは社員に好評で「カフェテリアを利用することでサステナブルな取り組みに参加できてうれしい」「環境に配慮した食材でランチをすると気持ちが良い」といった声が届きます。社内のカフェテリアで取り組めることはささやかですが、社員が「サステナブルな社会の実現」を考えるきっかけになればと思い、継続していきたいと思います。
最後に、このような賞をいただけたのは、私たちの思いに賛同し、チャレンジを重ねてくださったパートナー会社さまのご理解とご協力のおかげでもあります。心から感謝を申し上げます。
この度は「SDGs社食アワード」の「企業賞」を頂戴し、誠に光栄に思います。この賞を受賞できたのも、SDGsに関する取り組みを積極的に推進する会社や現場の調理師等、また社外関係者のご協力のおかげと深く感謝しております。
株式会社大塚製薬工場
株式会社大塚製薬工場は、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)という大塚グループの企業理念のもと、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、自らの持続的な成長と健康でサステナブルな社会の実現を目指しています。私たちは、その実現のためにはまず社員が健康であるべきとの想いをもって、1989年開設以来、直営方式の社員食堂として活動し、SDGsに積極的に取り組んでいます。
その活動の一つとして、本社所在地であり大塚グループ発祥の地でもある徳島において、環境負荷の軽減や、持続可能な地域社会の構築に貢献する地産地消に積極的に取り組んでいます。他には、生産や流通、調理の過程で通常は廃棄されてしまう食材や、代替肉などをメニューに活用する取り組みも行っています。
これからも直営の社員食堂として、私たちはどのような活動をすべきなのか、何をすれば社員だけでなく会社・地域へも貢献できるのかを考え、SDGsへの取り組みを積極的に進めていきたいと思います。