1950年に開設された奈良競輪場は、奈良県奈良市に位置する奈良県営の競輪場で、バンクは小さくて丸く、最大カント(傾斜)が約33度と大きく、ゴール前の直線が短いという特徴があります。逃げが有利な競技場のため、ゴール前では激しい攻防が見られます。通常開催のほか、モーニング競輪(8時半〜13時頃)、ナイター競輪(15時半〜20時半)、ミッドナイト競輪(20時半〜23時半)が開催されています。競技場への入場は無料ですが、特別観覧席(飛天交流館)は有料(1,000円)となっています。
奈良競輪場では年間を通じてレースが開催されており、地元のファンや観光客にも親しまれています。初心者でも楽しめるガイダンスコーナーや施設が充実しており、投票方法やレースの見どころもわかりやすく案内されています。また、イベントやプロモーションが行われる日には、家族連れでも楽しめるよう配慮されています。
今回、特別にこの奈良県営競輪場の選手宿舎食堂の取材を許可されました。競輪の開催期間中、選手たちは宿舎を出ることができないため、食事は大きな楽しみとなっているそうです。それでは、奈良県営競輪場の選手宿舎食堂をご紹介いたします。
まとめ
栄養バランスの良い料理で競輪選手をサポートする奈良県営競輪場選手宿舎食堂
競輪は自転車ですり鉢状のバンク(競走路)を走り、誰が一番先にゴールするのかを競います。その時必要なのは、強靭な脚力から生み出されるスピードはもちろん、他の選手との駆け引きなど、心身ともに多様な要素が重要です。
そのため、選手たちはパフォーマンスを最高の状態で維持するために、その日の体調やレースの前後によって食事の量や質を調整する必要があり、体調管理のためにバランスの良い食事が重要です。本場開催日には一日あたり3,600kcal以上の摂取ができるように、という規定があることから、奈良県営競輪場選手宿舎食堂でも、選手たちが大量に食事を摂ることができながらも、身体づくりを意識したバランスの良い食事ができるよう心掛けられているそうです。さらに食事の量も個々人によって調節できるようビュッフェスタイルとなっています。
また、同食堂内にあるドリンクコーナーでは、競輪場選手宿舎で初めて設置されたというドリンクバーコーナーがあるほか、プロテインも用意されているなど、選手のサポートに徹しています。
そして、日本各地から参集する選手が利用できるよう、食堂内には奈良県産のお土産が購入できるようになっています。選手の体調管理と心身のリフレッシュをサポートするために、質の高い食事とサービスを提供している奈良県営競輪場選手宿舎食堂でした!
奈良県奈良市秋篠町98
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