
1988年、輸入レコードの卸販売業としてエイベックス・ディー・ディー株式会社(旧)として会社設立。1990年に自社レーベル「avex trax」を創設し音楽制作を開始。1998年にエイベックス株式会社に商号変更、1999年東証一部上場。資本金42億7,539万円1,900円。連結売上1,615億9,200万円(2017年3月期)、グループ従業員数:1,455人(2017年3月31日時点)。音楽・アニメ・デジタルを中心とした総合エンタテインメント企業です。
2017年12月、南青山に新社屋が「コミュニケーション・コラボレーションが起きる」「働きがいのある」「エンタテインメント企業ならではの機能を備えている」という3つのコンセプトを持ってグランドオープン。
17階にはアメリカ西海岸をイメージした社員食堂やカフェがある「THE CANTEEN」を設置。多様な用途を想定し、エリアごとに特徴をもたせた作りとなっています。
それではエイベックスさんの新しい社員食堂をご案内いたしましょう!
港区南青山の国道246号(青山通り)沿いに建てられたエイベックス本社ビル。東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩4分。 エントランスからすでに劇場のような雰囲気が。赤いカーペットが敷かれていても違和感無し! ブランドロゴの“a”をモチーフにした2階総合受付カウンター。 2階には無料で利用できるコワーキングスペース「avex EYE」も。こちらはエイベックス社が「面白い」と思った人材や企業のみが利用できます。
→ avex EYE(外部リンク)3階会議室エリアにあるアート。レオナルド・ダ・ヴィンチやレンブラントの絵画作品をモチーフとし抽象化したもの。 打ち合わせや会議時に利用するミネラルウォーター。タグラインの「Really! Mad+Pure」は、「マジで?そんなことやっちゃうの?」という意味だそうです。 それでは17階へGO! こちらが食事・カフェエリア「THE CANTEEN」(ザ・キャンティーン)。 中はホテルラウンジ、広場、都会的なお一人テーブル、トンネル風の半個室、アジアンダイニング、カフェの6つのエリアに分けられています。 エリアの利用可能時間は朝10時から19時。このエリアはフラッパーゲートを入っていれば打ち合わせなどで来社している他企業の人も利用可能。 以前は社員食堂がなかったが、新社屋では早い段階から社員食堂の導入が決まっていたといいます。画像はアジアンダイニングエリア。 フリーアドレス制を導入しており、このフロアでも仕事ができるように、電源、Wi-Fi完備。 こちらは“お一人テーブル”。注目を集めそうです。 席数は全300席。1日約500食が利用されます。 食堂の営業時間は12:00から16:00。4種類の定食と麺類、丼など計8品目と小鉢などが提供されています。 在館者は約1800名。社員の平均年齢は約39歳。 窓側のカウンター席。眺望の良さはもちろん、通常より幅が広めに作られており、仕事もしやすいと評判だとか。 食堂のテーマは「Lodge by The Sea」。アメリカ西海岸をイメージした空間づくりとなっており、天井が高く、全面ガラスのため開放感があります。 夜の業務時間外に従業員がフリーでお酒を飲める場のイベントを開催するなど、食堂の場以外の活用も行なわれています。 シンボリックなコーヒースタンド“POP IN”。フロアに流れる軽快な音楽が西海岸へ誘います。 観葉植物がたくさん!テーブル席が多いため、こちらはグループでの利用者が多いそうです。 一番人気の奥側のゾーン席。窓からは六本木ヒルズや東京タワーも望めます。 【STANDARD】サバの味噌煮 【DAILY】タンドリーポーク 【PASTA】茄子ウインナースパゲティー 【WAMEN】けんちんうどん “POP IN”で提供されているパワーサラダ、サンドウイッチなど。 人気のデトックス・ウォーター。 「社員食堂ができて、ゆっくり食べることができるようになった。以前は外のお店にいくだけで時間が無くなり、休憩する時間が少なくなることもありました」 「となりの部署の人と行こうとか、社食で会って話すことができるなど、コミュニケーションが増えました」 「フリーアドレスなんだけど、社食ができて同期と会う機会が増えました。社外の方との打ち合わせを社食で行なうと喜んでくれます」 「今どれくらいできたかな?」 建設中の新国立競技場の様子もわかりますね。 外の空気が吸いたいときは六本木サイドと新宿サイドの2箇所のテラス席で。 ご案内いただいた管理本部の細谷さん。ありがとうございました!
まとめ
コミュニケーションを生み出す場としての社員食堂の活用
エイベックスさんが新社屋への移転にあたり、最も考慮したポイントは“会社規模が大きくなることと反比例し、過去の活気が失われてきたと感じていたため、活気溢れた社内へと回帰する必要をがある”ということ。
そこで社内を活性化するためにも、新しいことをやりたいという人たちに、社内をどんどんかき混ぜてもらいたい”と考えた結果、“外部とのコラボレーションが生まれるオフィス”がコンセプトとなりました。
また、社内に活気を取り戻すためには、コミュニケーションの活性化の必要性も感じており、社員が働く執務フロアをフリーアドレス化。これは席を自由化にすることで、社内にも流動性が生まれ、部署の枠を超えたコラボレーションが生まれることを期待してとのことだそうです。
17階に設けられた社員食堂もその考えから、新社屋で一番遊び心のあるフロアとなっています。それぞれデザインが異なっている6つのエリアに分けられており、一人で食べられるところもあれば、多人数でも食べやすいところもあるように設計されています。
それ以外にも食堂内にはプロジェクタや音響システムが組み込まれていますし、DJブース等を設置してイベントを行うなど、様々な用途に対応できるようになっています。これも様々なコラボレーションを生むためのツールとなるそうです。
社員食堂は社員からの要望もあったこともあり、早い段階から設置が決まっていたと言います。設置後、利用している社員からも「従来はなかった他部署との繋がりが、社員食堂でできやすくなった」と、早速コミュニケーション効果が表れています。
新しいコンテンツを生み出すためのオフィスというコンセプト通り、社員食堂もコミュニケーションやコラボレーションが広がるエイベックスさんの社員食堂でした。
東京都港区南青山三丁目1番30号エイベックスビル
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【企業リリース】2019/09/19 アニュアルレポート2019