2019年6月30日、国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した日本は、翌7月1日より調査捕鯨を終了し商業捕鯨を開始。日本の領海及び排他的経済水域に限定しており、南極海・南半球では調査を含め捕獲は行わないと発表しています。
農林水産省資源管理部国際課によると
「クジラの種類は80種類もおり、シロナガスクジラのような絶滅危惧種もいればミンククジラのように豊富な資源量の種もいる。持続可能な方法で捕鯨を行なう方針で、シロナガスクジラのように個体数の少ない種類については積極的に保護に取り組んでいる」とのことで、2019年末までの捕鯨漁獲枠は「科学的算出方法により捕鯨枠を決定」しており、ミンククジラ52頭、ニタリクジラ150頭、イワシクジラ25頭となっています。
<社食で鯨メニューを食べることができる?>
漁獲量や流通ルート、諸問題を鑑みても、一般企業の社食で鯨がメニューとして提供される可能性は低いと考えられますが、現在でも和歌山など捕鯨基地のある地域では、県庁などの職員食堂で提供されることがあります。
また、社食ドットコムが取材に訪れた東京・霞が関の農林水産省の社員食堂「手しごとや 咲くら」では鯨カレー御膳や鯨シチュー御膳といった鯨料理が提供されていました。
農林水産省 職員食堂 「手しごとや 咲くら」
こちらは一般の人も利用できる人気食堂でもありますので、「利用してみたい」というかたは足を運んでみてはいかがでしょうか。
【Source】水産庁プレスリリース 商業捕鯨の再開について より
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/190701.html