アマゾンは2000年11月に日本でサービスを開始し、数億点にのぼる多種多様な商品を取り扱っており、国内でも最大の総合オンラインストアです。一方クラウドサービスを手がけるアマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン) は190ヶ国以上の数百万のお客様を支援しており、日本・シンガポール・米国・欧州などにあるデータセンターから、あらゆる業種のお客様へ IT インフラサービスを提供しています。
オフィスは近隣の目黒区下目黒に置かれていますが、「現在日本にいるグループ社員6000人に加え、1000人を増強予定」とのことで、その受け皿ともなるオフィスとして、2018年9月にJR目黒駅至近の目黒セントラルタワーにも入居しました。
新オフィスは「多様な働き方に対応するだけでなく体と心のケアに配慮したオフィスとなっている」とのことで、社員約2000人が利用しているとのことですが、その思想は社員食堂にも反映されており、”イノベーション”を実践するための施設として活用されています。
それでは早速アマゾンジャパン/AWSジャパンの新しいオフィスの社員食堂へダッシュ! しましょう。
まとめ
アマゾンの新しい社員食堂は、多様性に対応した新しいタイプの社員食堂だった
アマゾンジャパンおよびAWSジャパンの社員食堂のコンセプトは3つあります。
まず最初に「働く場と食の共存」。
これはさまざまな国籍の社員が、それぞれに多種多様なバックグラウンドを持って働いていることもあり、社員食堂でも多様なメニューが用意されています。
さらにデスクで食事ができるよう、イートイン/テイクアウトを選択することも可能となっています。
次に「家族に食べさせたい食事」。四季折々の味が感じられるよう毎日手作りされ、心身ともに健康であるよう体に優しい食材にこだわっています。
そして「毎日訪れるのが楽しみになるサービス」
これは社員食堂自体が、単に行きやすいから行くという存在から”行きたい場所”であることを意味しています。
“今日はあのメニューが食べたい”、“あのお店のメニューが食べられる”といった、毎日訪れたいと思える場所作りを目指しています。
これは定番メニューだけでなく、オフィスのある目黒を中心とした様々なお店からイベント形式で新しい味をご紹介することで地域とつながるきっかけを提供しています。
それ以外にも最上階の全面ガラスから見える眺望やいたるところに設置された緑、全面ガラスの眺望、将棋やチェスなどができる座席や靴を脱いで利用するエリアを設置するなどリラックスできる環境を提供しています。
これらのように、新しい社員食堂では働き方にあわせた利用方法、健康的なメニュー、食べる楽しみと地域との共生といったコンセプトを元に日々変化する社員食堂となっています。
アマゾンは「顧客満足度を高めること」をゴールに置き、PDCAを高速で回すと言われています。そのために日々新しいアイデア、サービスを生み出すよう走り続けている企業です。
そのエネルギーの源泉となっている社員食堂「YOTSUBA」では、「働く場と食の共存」「家族に食べさせたい食事」「毎日訪れるのが楽しみになるサービス」」というコンセプトで社員をサポートしています。
遊び心のあるさまざまな仕掛け、開放的な空間づくり、固定概念にとらわれない自由な座席やレイアウト、靴を脱いで利用するリラックススペース。これらはさまざまな国の出身者、そして多様な働き方に配慮している同社の、まさにA to Zを実現している新しいタイプの社員食堂でした。
東京都品川区上大崎3-1-1
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