
今回訪問した和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドは、動物園、水族館、遊園地が一体となった、日本を代表するテーマパークのひとつで、1978年の開園以来多くの人々に愛され続けています。
広大な敷地に、約120種類約1,600頭の動物たちが暮らしており、その数は日本最大級。特にジャイアントパンダの繁殖成功は大きな話題となり、世界中から注目を集めています。サファリワールドでは、ライオンやキリンなど、動物を間近で見ることができるほか、マリンワールドでは、イルカやアシカの迫力あるライブが楽しめます。そして、プレイゾーンでは、ジェットコースターなど、スリル満点のアトラクションも。
家族連れを中心に多くの人々が訪れます。動物だけでなく、自然との触れ合いも楽しめるのも魅力の一つ。パーク内には、緑豊かな自然が広がっており、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。
このアドベンチャーワールドを運営するのは株式会社アワーズ。パーク内にあるオフィスには社員食堂「KOKORO」が設置されています。動物好きも、遊園地好きも、そして自然が好きな人もが集まるアドベンチャーワールドを支えるスタッフが利用する社員食堂をご紹介しましょう!
南紀白浜空港から車で約5分。JR白浜駅より車で10分の場所に位置するアドベンチャーワールド。敷地面積は約80万平方メートル! 国内では、上野動物園(2頭)とこのアドベンチャーワールド(4頭)でしか見ることができないジャイアントパンダ(2024年11月時点)の愛くるしい姿を見ることができます。 ビッグオーシャンで行われる、各種イルカとトレーナーが共演する大迫力のライブパフォーマンス「マリンライブ」も人気。 プレイゾーンには、観覧車、ジェットコースター、ゴーカート、メリーゴーラウンドなど、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが豊富。 なぜか台の上に乗っているヤギを発見! お便りを送るときは食べられないように気をつけましょう! 好奇心旺盛で人懐っこいカワウソの展示エリアの掃除をするスタッフ。 パーク内にはさまざまなショップやレストランが用意されています。 パーク内にある自動販売機では、白浜町との「サスティナブルSmile連携協定」に基づいて、南紀白浜地域で採水される紀州熊野の名水「富田の水」がオリジナルラベルで販売されています。 歩き疲れたらパンダ椅子でひと休みしましょう! こちらは知る人ぞ知る、敷地内にある愛宕神社。社食ドットコムも取材時に参拝しました! こちらがアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズのオフィス棟です。 社員の名前が記されているコースターなどが飾られています。 こちらは自治体など多方面からの表彰状や感謝状が飾られています。中には楓浜が和歌山県警から委嘱された交通安全夢大使の委嘱状も。 さあ、それでは社員食堂をご紹介しましょう! 1日の利用人数は平均約200人。食堂の名前は「KOKORO」。営業時間は午前11:00から15:00(※夜間営業時などは変動あり)。 ランチプレートは主菜2種類から1種類を、副菜4種類から2種類を選びます。ライス・スープ付き。ちなみに主菜は約100種類、副菜は約150種類、丼メニューは約80種類のレシピがあるそうです。 石灰石を原料としたLIMEX製品をリサイクルして作られているトレイに料理をのせて使用します。 「KOKORO」の厨房スタッフも自社の社員です。 サラダバーは盛り放題! 新鮮な野菜を好きな量だけ食べることができます。 【主菜】豚肉の生姜焼き【副菜1】オープンミートオムレツ【副菜2】きゅうりとしらすの酢の物、サラダバー、スープ、ライス 【主菜】鮭のちゃんちゃん焼き【副菜1】マイスター課のさつまいもきんぴら【副菜2】味噌田楽、サラダバー、スープ、ライス ライスは社員自身が作ったお茶碗を使用します。どの茶碗でも自由に選べます。 環境に配慮した食材や、ペットボトルをリサイクルした再生材カトラリーが使用されています。 不定期でイタリアンビュッフェや、カレーバイキングなどスタッフの午後の活力となるように特別メニューが提供する日も。 スタッフが季節感を味わったりワクワクするように、クリスマスなどの季節イベントと連動したメニューを提供することも。 「KOKORO」は、違う部署で働いている者同士が出会える空間にもなっています。 食事をしながら会話(コミュニケーション)をして食べる人が多いとのこと。部署を越えた交流の場所にもなっています 【社員の声】「私は野菜を小さい頃から食べられなかったんですけど、この社員食堂に置いてある何種類かの野菜は食べられるようになりました。 新鮮で美味しいです」 【社員の声】「福利厚生の一環でありますので お値段も利用しやすい金額です。あとは本当にサラダも常にありますので健康にはかなり意識をしてくれている社員食堂です」 食べ終えたら自分で食器を洗って下膳します。 食堂内には図書コーナーに動物関連の書籍が展示されており、貸し出しができます。 壁面には社員用のマグカップが置かれています。カラフルな色合いもあって、芸術作品のようにも見えます。 こちらは売上の5%をルワンダの貧困・栄養問題解決のために寄付されるコーヒー。 食堂内にはトランポリンやブランコのほか、ゆったり座れるソファーもあります。リラックスしたり気分転換に最適ですね。 食堂を切り盛りする小西さんと梅垣さん(左から)。食堂運営は自社の社員で行なわれています。
まとめ
企業理念「こころにスマイル」を実現する社員食堂KOKORO
アドベンチャーワールドは、2018年より「こころにスマイル 未来創造パーク」をテーマに、動物たちとのふれあいや自然との共生を大切にするパークへと生まれ変わりました。そしてこの理念は、パーク内の社員食堂「KOKORO」にも息づいています。
「KOKORO」では、健康をテーマに、季節のイベントに合わせたメニューを提供することで、スタッフの心に彩りを添えています。ひな祭りの桜餅や、不定期開催のイタリアンビュッフェやカレーバイキングなど、バラエティ豊かな食事は、毎日の仕事を頑張る活力源となっています。
また、サラダバーなど、栄養バランスの取れた食事を提供することで、社員の健康維持をサポート。そして環境への配慮も「KOKORO」の特徴の一つです。フードロス削減にも力を入れており、廃棄寸前の食材は無料で提供するなど、食料の大切さを学び、実践しているほか、ASC認証の魚、大豆ミートの導入など、サステナブルな食材を積極的に取り入れています。さらにパーク内の畑で収穫した野菜をメニューに活用することで、地産地消を推進し、動物の糞を堆肥として再利用する循環型農業にも貢献していますし、売上の一部が貧困地域に還元されるコーヒーの販売、ペットボトルをリサイクルしたカトラリーを使用するなど、SDGsにも力を入れています。
そして、単なる食事をするという場所を超え、心と体の健康を育む複合空間となっています。トランポリンやブランコ、懸垂といった運動ができる設備に加え、血圧測定器やゆったりとしたソファーも備え付けられており、心身のリフレッシュもできます。
「KOKORO」で食事をすることは、単に空腹を満たすだけでなく、健康な体づくり、心の豊かさ、そして地球環境への貢献につながっていると言えるでしょう。アドベンチャーワールドの企業理念である「こころでときを創るSmileカンパニー」は、「KOKORO」の食事を通して、社員の心身に、そして地球にも広がっていきます。
和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
記事の内容は取材および掲載時点の情報であり、最新の情報を反映・担保するものではありません。