滋賀文教短期大学は、1952年に私立短期大学「岐阜県濃北短期大学」として開学しました。1959年には「岐阜短期大学」、1975年には現在の「滋賀文教短期大学」に改称しました。
2019年現在、国文学科と子ども学科を有し、教員一人当たりの学生数は国文学科7.1人、子ども学科は6.2人(全国平均15.2名/文部科学省 令和元年度学校基本調査)という、全国でも有数の少人数教育を行なっている短期大学です。建学の精神として「知育」・「徳育」・「体育」の鼎立と調和の取れた人間形成を提唱しています。学訓には、「信義」・「至誠」・「質実」・「温和」・「漸進」を掲げており、身につけた専門知識や技術を生かして社会に貢献できる人材を養成することを使命としています。
それでは滋賀文教短期大学の学生食堂をご紹介しましょう。
まとめ
食育を通じて滋賀の魅力を学べる学生食堂
滋賀県には近江牛や近江米といった、全国的にも知名度の高いブランド食材から、地元で長く利用されてきた食材が豊富にあります。
そんな滋賀県の湖北地域にある滋賀文教短期大学の学生食堂では、大学の近くにある市場から食材を直接仕入れているため、ほとんどの食材が地元滋賀県産とのこと。
「鮮度のよい食材は、調理の際に包丁を入れたときの感覚が違うんです」と調理人ならではの表現で語るのは食堂の責任者である古谷さん。学生には食事を通じて健康的な学生生活を送ってもらいたい、という思いがあるため、「授業で疲れたという学生がいると、一杯の味噌汁だけでも温かいまま出してあげたい」という母親のような温かい目線で学生に接していらっしゃるそうです。
また、学生食堂で提供しているメニューには、学生が自分自身で栄養バランスを管理できるよう成分を表示しています。これは、学生のうちに「食」や「健康」について考えてほしいという食育の観点からであるだけでなく、他にも地元滋賀ならではの食材の積極的な提供や、地域の名物『サバソーメン』などの地元の食文化にも触れてもらいたいとのこと。
大学側も「地域の食材を活用することは地域貢献につながるので、今後も積極的に行なっていきたい」と、食堂運営会社と二人三脚で滋賀県産の食材活用を推進されています。
大学生活を通じて、地域の食材や食文化に触れ、学ぶことで、地域にも貢献する滋賀文教短期大学の学生食堂でした。
滋賀県長浜市田村町335
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