【シダックスコントラクトフードサービス】社食運営会社に「社員食堂の魅力」について聞いてみました

社食ドットコムが(一社)日本能率協会と行なったアンケート調査によると、「社員食堂を有している企業」では約90%超の社員が「社員食堂があった方が良い」と回答し、社員食堂の価値を認めている一方、「社員食堂を有していない企業」の社員で「社員食堂があったほうが良い」と回答しているのは約60%に過ぎませんでした。このことから、「社員食堂を有していない企業には、社員食堂の良さが十分知られていないのではないか」と推測されます。

新型コロナウイルスの収束が見えない昨今、社員食堂各社は社食業界の市場拡大のためにも、社員食堂の良さを「社員食堂を有していない企業」にも広くアピールする必要があると考えられます。そこで社食ドットコムでは、企業の枠を超えて社員食堂の良さを伝えていただけるよう、さまざまな社員食堂運営会社の方々に社員食堂のメリットや今後の方向性について、お話ししていただきます。

今回はシダックスコントラクトフードサービス株式会社の黒谷営業企画部長にお話を伺いました。

(聞き手/社食ドットコム編集部:文中敬称略)

プロフィール:黒谷 智典(Kurotani Tomonori)/シダックスコントラクトフードサービス株式会社 営業企画 部長
1986年キャフトフードサービス(株)(現:シダックスコントラクトフードサービス(株))入社。給食事業の運営に携わる。スーパーバイザーやディストリクトマネージャー、支店長を経験し、2007年より神奈川・静岡・山梨・長野エリアの営業開発リーダーに着任。その後、関東を中心に営業開発リーダーを務め、社員食堂の拡販に注力。2018年から営業開発推進室の室長を経験し、2020年4月より現職

会社概要 シダックスコントラクトフードサービス株式会社
1960年5月設立。本社は東京都渋谷区神南1-12-10 シダックス・カルチャービレッジ。事業内容はオフィス・工場などの社員食堂、学校などの学生食堂の受託運営、学生寮・社員寮の食堂運営、レストラン・社員クラブの運営、売店の運営。全国に9カ所の支店、5カ所の事業所。連結売上1,101億4,800万円、従業員数約36,000人(2020年3月時点)。

https://www.shidax.co.jp/corporate/group/shidax-contract-food-service/


Q1.昨今の社員食堂を取り巻く環境について教えてください

黒谷 産業給食の黎明期の社員食堂は「単にお腹を満たす場所」という時代でしたが、その後「健康」というキーワードが重視されるようになり社員食堂を通じて社員の健康管理を行なうことへの関心が高くなりました。
そして「働き方改革」が浸透し始めたタイミングで新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、社員食堂の利用についても大きな転換期となっています。

また、社員食堂を利用する社員の方たちの考え方も大きく変化しています。社員食堂は「集団」で利用するため、かつては単一のメニューでも仲間意識が強く形成されていましたが、次第に「個」が尊重される時代となり、近年は様々なカテゴリーのメニューが提供されるようになってきました。

このように社員食堂そのものの位置付けだけでなく利用者のニーズも時代とともに変化しており、新しい時代を迎えているのが現状といえるでしょう。

Q2.社食ドットコムでは「社員食堂を有していない企業の方は、社員食堂のメリットを十分把握できていない」と捉えています。そこであらためて「社員食堂のメリット」について教えていただけますか?

黒谷 社員食堂のメリットはたくさん挙げられます。
まず「社員の健康管理」です。ほとんどの社員食堂は一日三食のうちの一食にすぎませんが、栄養バランスを考えて作られていることはもちろん、栄養成分やカロリーも表示されるなど、利用者自身の健康管理にとって大変有用です。

外食が多く好きなものばかり食べる偏食傾向にある社員だけでなく、普段の生活習慣の乱れから体調を崩したり、予防という意味で食事を活用する必要のある中堅・ベテラン社員を考えても、ほぼすべての人にとって社員食堂は有用な施設だといえます。
既存のクライアント企業様からよく相談されるのが、「健康診断の結果を鑑みて健康管理をしたり健康増進をしていきたい」ということなのですが、社員食堂のメニューにおける栄養成分表示や健康イベントなどが、社員の健康管理にとって啓蒙活動となっており、非常に大きなメリットとなっているといえます。

次に「リフレッシュ」です。お昼休みは単に食事をするだけでなく、午前中の仕事を終え午後からの仕事に向けて気分転換を行なう時間でもあります。しかし社員食堂がない企業で外食を行なう場合、オフィスビルから外に出ることに時間を要したり、お店で行列に並んで入店することで限られた休憩時間が少なくなることも多々あります。
その点、社員食堂の場合は移動時間も短いので休憩時間が有効利用できます。様々なメニューバリエーションを利用できることが多いので、メニュー選びも容易なうえ様々な食のイベントなども行われることで、リフレッシュすることができ、午後からの仕事の活力を得ることができます。

さらに「セキュリティ向上」が挙げられます。セキュリティの厳しい企業だと、昼休みに社員が外出しなくてよいように、敷地内ですべてのものが完結するようにしている企業もあります。そのようなケースでは、社員食堂や売店の施設などを設置することで不要な外出、漏洩機会を防ぐことにつながり、セキュリティが向上するというメリットがあります。

また「衛生面」も見逃せません。コロナ禍における社員食堂では、感染症対策としてアルコール消毒液の設置やパテーションを設置するなどの飛沫防止対策、食事時間を延長し社員同士の密集を避ける、ソーシャルディスタンスを取ってもらうといった対策を行なっています。やはり外食となると、自社の社員がどんな場所でどんな人たちと食べているのかわからないということが考えられます。その点社員食堂は感染症予防という観点からも十分に対策が取られていますので、社員の方は安心してランチタイムを過ごしていただだけます。

また「費用の負担減」もあります。あるデータによれば一人当たりの社員食堂の平均利用単価は大きく変わっておらず、社員の費用負担という意味でも社員食堂がある会社の社員の方にとっては大きなメリットとなっています。
たとえば渋谷で働いているサラリーマンの場合、普通に昼食を外食をすると、1食1,000円程度は必要となるので、1ヶ月(20日)だとランチ代に2万円くらいは必要になります。一方、社員食堂だと1食400円弱だとして、1ヶ月に8〜7,000円で食べることができます。
以前クライアント企業様から「社員食堂の価格を上げるということは、社員の給料を下げるということと同じことなんだ、逆に単価が下がるということは社員の給料を上げるということと同じだ」と言われたこともあります。
社員食堂の価格は時代を経ても大きな変化がなく、社員の懐にとって心強い存在であり続けているといえます。

今まで社員食堂がある企業などで働いてた方が、社員食堂のない支店へ転勤したり、転職してしまうと、「社員食堂のありがたさというものを非常に感じる」と聞きます。食堂がある会社や施設にいると、「ある」ことが当たり前なんですね。しかし「ない」ところにいくとやはり「不便さ」を痛感されます。
暑くても寒くても、時間がなくても外に食べにいく必要がある、しかも13時までに帰って午後からの仕事の準備をしておかなければならない、ということはプレッシャーにもなってしまい、精神衛生上も良くないわけです。

このように、社員食堂があることで働きやすさが高まるという意味では、非常に高い効果があると考えています。さらに新卒の採用活動でも「私どもの会社にはこんな社員食堂があって、福利厚生が充実しています」というPRができることにメリットを感じているという企業もあります。

(次ページへ続く)

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