“ヤマザキパン”で知られる山崎製パン株式会社は、本社を東京都千代田区に全国展開しています。創業は1948年、2017年度の年商1兆531億、資本金110億、従業員数 27,836名(連結)という、国内トップシェアの製パンメーカーです。
今回ご案内するのは、全国で26工場・2事業所ある中の、京都府宇治市にある京都工場です。1975年に稼働が始まった京都工場では、1,320人もの従業員さんたちが、日々食パンや菓子パン、洋菓子、和菓子といった約480品ものアイテムを生産しており、こちらで生産された商品は、京都府・滋賀県全域、大阪府東部(高槻、守口、門真、枚方、寝屋川)、奈良県北部(奈良、生駒、郡山)の約5,000店舗に販売されています。
工場内には150席の社員食堂があり、24時間365日稼働していることから「朝食」「昼食」「夕食」「夜食」の4回提供し、1日計約600〜700食が利用されています。気になるのが社員食堂で自社製品であるヤマザキパンも食べることができるのでしょうか? こっそりのぞいてみましょう!
まとめ
たくさんのパンづくりをささえる、地元食材が堪能できてリラックスできる社員食堂
山崎製パンといえば、誰もが知る国内シェアNo1のパンメーカー。
そんな山崎製パン京都工場の社員食堂の特徴は、「地元産の食材の使用」「自社社員による運営」「自社製品の利用」といえます。
社員食堂で提供されるお米は地元京都市向島で作られたものを利用しており、食材は信頼できる地元の業者から仕入れた地元産のものを使用しています。これは、「安心して食べることのできる食材を提供したいし、おいしいものを新鮮なうちにたべていただきたい。また地元の食材を皆さんにも知っていただきたい」
(社員食堂担当・人事課 栄養管理士の古川さん)
とのことから。
メニュー作りは食堂スタッフが主婦目線で旬の素材を活かしながら担当者の古川さんが決定。調理では出汁を昆布と鰹から、揚げ出し豆腐も手作り、オムライスはひとつずつ手作り、と手作りのところはこだわりを持って、手間を惜しまず作られています。また訪問時に提供されていた豚丼は、パンの製造工程でやむをえず発生する副産物(食パンの耳等)を食べて育った豚(エコポーク)を使用したもので、価格は市場価格の約半分。自社運営ということもあり、メニューすべての価格が安いのも利用者には嬉しいですね。
そして“各工場で精度の高い予測生産を行なっているが、市場には出荷できない製品が発生する”ため、その余った製品を工場で提供されており、アルバイト従業員に大好評だとか。
前出の古川さんによると、
「社員食堂は生産ラインで働く方にとってくつろぎの場といえます。ここではリラックスしていただき、おいしいものを食べて”昼からも頑張ろう!”と思っていただきたいのです」
と日々メニュー作りにいそしんでいるとのことです。
“世界のパン”をキャッチフレーズに持つ同社ですが、京都工場の場合は“世界のパン&社員食堂”と言えるかもしれませんね。
山崎製パン株式会社
京都府宇治市槇島町目川100
京都工場
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