
企業キャッチフレーズは「飾らない銀行」という京都銀行。1941年、京都府下の4行が合併し、「丹和銀行」として創立。1951年に「京都銀行」と改称されました。
京都府内の市町村及び滋賀県・大阪府・奈良県・兵庫県・愛知県・東京都に支店/出張所を有しており、資本金421億円、従業員数3,630人、本支店・出張所173か所、総資産9兆476億円、預金・譲渡性預金7兆6,628億円、貸出金5兆798億円(全て2017年9月30日現在)という京都府の指定金融機関です。
そんな京都銀行さんが、創立70周年記念事業として建設された企業内学校が「金融大学校桂川キャンパス」。
もちろん食堂も設置されており、清潔感と暖かみがある造りながら、不要な装飾のない、まさに「飾らない食堂」とも言えます。こちらでは地元京都の食材を使ったメニューで、勉強に勤しむ研修受講者をサポートしています。
それでは京都銀行金融大学校桂川キャンパスの社員食堂をご覧ください。
京都市南区にある京都銀行金融大学校桂川キャンパス。JR桂川駅より徒歩3分、阪急洛西口駅より徒歩10分。 エントランスのゲートを入ると、目の前に受付が。わかりやすいですね。 1階と2階に研修施設があります。こちらは端末を使いながら実際の支店と同じオペレーションを行なう端末研修室。 実際の店舗と同様の窓口で、業務に出る前のシミュレーションなどが行なわれます。 ATM機の障害対応の練習も行なわれています。 こちらは移動可能な折りたたみ式ステージや収納式座席もある500名収容可能な大ホール。 こちらは3階にある茶室。京都ということもあり茶道研修が行われることも。 こちらは8階にある“ラウンジ滴水”。「大文字」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」と5つのタイプの部屋があります。 着席式の和室もあります。木製の机、椅子が良いですね。 さあ、食堂へ向かってみましょう。食堂は1階にあります。 広々としたカウンター。とても清潔です。 席数は約200席。カラフルな椅子が明るい雰囲気を演出しています。 この日の小鉢、“芹と水菜胡麻和え” デザートは“西京味噌のプリン” この日のメニュー「鶏の香り揚げ、聖護院蕪のあんかけ、芹と水菜胡麻和え、アサリの潮汁、西京味噌のプリン、金時人参とりんごのジャム添え」 午前の研修を終えた行員の皆さんが続々と訪れ始めました。 「いただきます」と食堂運営スタッフとの心のこもった会話のやりとりも。 「普段会う機会が少ない上司などがいらっしゃったりするときに、食事時間で話しかけることができる」と社食があるメリットを実感する社員も。 京都は地元食材が豊富で、行員の方も京野菜など京都産食材が好きという方が多いそうです。 地元出身の社食スタッフからの提案も参考に、京都産の食材をできる限り取り入れて提供するようにしているとのこと。 「社員食堂があると、仕事上関わりたいなと思っていた人に、話し掛けやすいですね」 「新鮮だし、彩りもいい。薄味で京都らしい味付けも気に入っています」 「京都でしか食べられない野菜もある、いろんなメニューに使ってもらえて嬉しい」 「ご飯も美味しい、量もたくさんあります。デザートもあって嬉しいです」 「京野菜ならではの特長を知っていただく機会となるようなメニューを提供しています」と語る運営スタッフさん。 建物は京都市の環境配慮の工夫がなされた建築物に与えられる「第2回『京(みやこ)環境配慮建築物』環境建築賞」を受賞しています。 食堂にはテラス席も。夏には外の空気に触れながら、食後の休憩タイムを過ごすことも。 秋には紅葉が色づきます。中庭にあるため受講者はどこからでも見ることができます。 施設内には竹林も。隣接している京都府向日市は竹取物語由縁の地の一つとされています。 ご案内頂いた経営企画部広報調査室の福永さん。ありがとうございました!
まとめ
「感動が体験できる食事」が提供される京都銀行金融大学校の社員食堂
京都銀行さんの「金融大学校桂川キャンパス」は、8階建、延べ床面積1万2710平方メートルという、まさに大学規模の施設です。500人収容可能な大ホールや、模擬店舗、端末研修室やキャリア支援室など、行員の育成施設となっているだけでなく、本店被災時には非常事態対策本部等の代替拠点として活用できるようになっています。
そんな京都銀行のサービスを支える教育研修施設の中で、日々多くの行員(生徒?)を食で支えているのがこちらの社員食堂です。
施設全体を運営している運営会社に話を伺うと、
「研修食ということなので、京野菜をふんだんに使ったメニューで、食材が持っている美味しさだったり、こんな食べ方があるんだ、ということを知っていただく機会として提供しています。特に女性が多いこともあり、野菜を多めにするなど喜ばれるメニュー提供を心がけていますし、研修中の食事は勉強の合間の心休まる時間という意味合いもあるので、見た目に楽しくなるように気を遣っています」とのこと。
メニューは管理栄養士と調理師が決めており、お正月明けは七草粥、2月の節分の時は恵方巻きというように、季節のイベントに合わせた食事の提供を心がけているそうです。
「桂川キャンパスの食事が楽しみ」と行員の皆さんが思えるよう、日々運営している京都銀行金融大学校の社員食堂でした!
株式会社京都銀行
京都市南区久世高田町376番地7
金融大学校 桂川キャンパス
記事の内容は取材および掲載時点の情報であり、最新の情報を反映・担保するものではありません。