鳥取県は、山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されている鳥取砂丘や、伯耆富士とも呼ばれ、日本百名山・日本百景にも選ばれている大山(だいせん)、日本海の荒波によって形作られた壮大な海食地形をしている浦富海岸など、風光明媚な景勝地が豊富です。また、役小角(えんのおづぬ)が法力で作ったとされる国宝「投入堂」やいなばの白うさぎや羽衣乙女伝説など、歴史を感じさせる建築物や民話なども溢れています。
今回ご紹介するのは、そんな鳥取県にある鳥取県庁の食堂です。鳥取県庁は、人口55万4千人(2020年1月1日時点)、基礎自治体数4市14町1村の中国地方の日本海側に位置する県の行政を行なう役所です。食堂があるのは本庁舎と地下でつながっている第2庁舎。松葉がに、二十世紀梨、らっきょうなど、農水産物が豊富な鳥取県の顔ともいえる鳥取県庁食堂をご紹介します。
鳥取県庁は、JR鳥取駅から北東へ約1.5キロメートル、鳥取砂丘コナン空港からは南東約8キロメートルに位置しています。 鳥取県庁食堂は、本庁舎と地下で繋がっている第2庁舎の9階にあります。エレベーターでGO! 高層階にあるため、店内は日差しが差し込んで明るいですね。営業時間は平日10:30〜14:00です。 陳列棚にはおすすめのメニューも。初めての方はこちらをチェック! 食券を購入し、提供しているコーナーへ持っていくセルフスタイル。 A定食/B定食のメイン料理や小鉢は自分でGETして配膳口へ。 12時をすぎると、次々に利用者が訪れてきます。 利用者の8割程度が県庁の職員の方々とのこと。一般の方も利用されています。 座席は約200席。喫食数は1日約300食。 座席間がゆったりしているため、落ち着いて食事ができますね。 出ました! 鳥ではなく蟹(カニ)取県のパーカ。県庁の職員の方ですね。 鳥取県のマスコットキャラクター「トリピー」のパーカを着ている県庁職員の方も。歩く鳥取宣伝マン! 【鳥取名物】県庁カツカレー 550円 【ジビエ】猪豚丼(お汁付き) 500円(1日20食限定) 【鳥取名物】素ラーメン 400円 【鳥取応援】しいたけうどん 400円 運営する鳥取県庁食堂の中澤社長。準備にお忙しい中、ご対応いただきありがとうございました! 食堂の窓からは正面に鳥取県庁本庁舎。右手にある久松山は桜の名所として知られています。
まとめ
ジビエと名物料理で人気の鳥取県庁食堂
豊富な農水産物が収穫される同県ですが、鳥取県庁食堂の一番のウリはジビエ。鳥取県では衛生管理の独自認証を設けるなど食肉としての価値を高めるための工夫をするなど、県を挙げて積極的にジビエの出荷に取り組んでいます。
同食堂では県からの依頼で始めた「猪(イノシシ)」と「鹿」をメニューに加えており、「猪豚丼」は毎日20食、第1、3火曜は猪、第2、4火曜は鹿カレーが提供されています。鳥取県庁食堂で提供されているジビエ料理は、処理の速さから「ジビエにありがちなくさみがない」と人気が高いとのことです。
また、鳥取県の名産・名物をメニューに取り入れており、二十世紀梨の果汁が入っている「県庁カレー」「県庁カツカレー」、テレビでも紹介され話題となった「素ラーメン」なども提供されています。ほかにも鳥取県産原木しいたけと1種類以上の鳥取県食材を使用するという「一番星定番メニュープロジェクト」にも賛同しており、メニューに取り入れています。そんな鳥取名物を多くメニュー化していることもあり、これらの名物メニューを目当てに食堂を訪れる観光客も増えているとか。
鳥取県には、国指定重要文化財の仁風閣・宝扇庵、秀吉が兵糧攻めで攻略した鳥取城の史跡など、鳥取砂丘以外にも多くの観光スポットが多くあります。観光で鳥取を訪れた際には、鳥取県庁食堂で鳥取名物メニューを堪能してはいかがでしょうか。
鳥取県鳥取市東町1丁目 220
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