
自社製インテリアで社食がショールームに! 食堂スタッフと独特のコミュニケーションも
近郊の食材利用で新鮮&ヘルシー! 社食で地元貢献を推進!
1849年(江戸・嘉永年間)、襖や屏風、障子を設える山月堂として創業。1953年に株式会社山月堂商店として設立されたインテリアの専門商社です。事業内容は、壁装材・床材・ファブリックの3事業から成るインテリア事業、フェンス・カーポートなどのエクステリア商品を扱うエクステリア事業、そして照明器具事業です。
愛知県名古屋市に本社を、そして日本各地に8つの支社、25の支店・営業所、そして9つのショールームを展開しています。今回ご紹介するのは、兵庫県尼崎市にある関西支社の社員食堂。2016年には自社製品を使った社員食堂としてリニューアルされたそうです。
尼崎市の阪神電鉄出屋敷駅から徒歩6分。幹線道路沿いにあるサンゲツ関西支社を訪れました。 社内の廊下に展示されている自社製品のサンプル。ミニショールームのようです。 普通のオフィス風景ですが、壁や床などあちらこちらに自社製品が使用されています。 5階の大会議室へ通じる廊下の窓には、自社製品の様々なカーテンが。 エレベータの中も自社製の壁材が。こちらは薄紫色が特徴的ですね。 3階の社員食堂へ。入り口の手前には手洗い場が。 こちらが社員食堂の入り口。営業時間は12時から14時です。 壁紙やカーテン、調光ロールスクリーンなどが自社製品だそうです。 座席数は約100席。1日約100食の利用があります。 厨房スタッフは口元が見える透明のカバーを装着。衛生面とコミュニケーションを両立しています。 メインの「麺」「バラエティ」「日替わり」のいずれかと小鉢を2種類選べます。 セレクト小鉢「桜海老のかきあげ」 セレクト小鉢「新じゃがの煮ころがし」 セレクト小鉢「温野菜サラダ」 セレクト小鉢「チョコレートムース」 食堂を利用者するのは男性のほうが多いそうです。 ご飯は白米と健康米の2種類、汁物は、お味噌汁とスープの2種類から選べます。 ドリンクは給茶機で。 京都産鶏もも肉の竜田焼き(423kcal) 野菜たっぷり贅沢八宝菜(341kcal) 新玉ねぎと春キャベツのペペロンチーノ(536kcal) ランチ中も会話がはずみます。 観葉植物が配置されており、癒されますね。 ランチタイムは、貴重なリフレッシュの時間になっています。 「食堂はほぼ毎日利用しています。地元エリア産の食材はおいしいと思います」 「以前とくらべるとメニューが選べるので会社にくるのが楽しみです」 「メニュー、小鉢が増え、季節のメニューが充実して美味しくなっていますね」 職種によってランチタイムが違うため、社員食堂にありがちな混雑とは無縁で使用できます。 食材の産地を記載したボード。地元エリア産の食材が豊富に利用されていますね。 「全体的に皆さんボリュームの多いメニューを好まれます」(食堂マネージャーの古川さん)
まとめ
3つの特徴を持つサンゲツ関西支社の社員食堂とは?
サンゲツ関西支社の社員食堂では、大きく分けて3つの特徴があります。
まず、社員食堂のインテリアなどには自社製品が使われており、ショールームのようになっています。実際他の会社の方を食堂に案内する際には、自社製品のアピールの場になっているとのことです。
次に、社員への声がけが「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」ではなく「おかえりなさい」「いってらっしゃい」となっていることです。これは営業部門の社員が、食事の為に帰社したり、食事後に外周りに行く人が多いことから、いつのまにか始まったとのことで、食堂スタッフと社員との距離感が近いのもこのような取り組みが奏功していると言えそうです。
そして、積極的に近郊の食材を使用していることです。
「産地が近い食材だと、移動による鮮度の低下を防ぐこともできます。コストもありますが、バランスをとりながら栄養士と相談して、地元エリア産の食材を使っていきたい。また地元へ食で貢献することもできる」とのことです。
自社製品の紹介、コミュニケーション、ヘルスケアなど様々な特徴を持たせたサンゲツ関西支社の社員食堂でした。
兵庫県尼崎市西向島町111-4
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