今回ご紹介するのは株式会社ポーラ。2017年の年商は約1,440億円、国内に約4,200のショップ、従業員数1,270名、販売員数約46,000名(2017年12月現在)を有する国内でも有数の化粧品メーカーです。ポーラ・オルビスグループは化粧品販売以外にも、ポーラミュージアムアネックス(東京・銀座)、ポーラ文化研究所(東京・五反田)、といった施設を有し、美と文化を次世代へ伝える文化活動、ポーラ美術館(箱根)などへの文化支援活動に積極的に力を入れていることで知られています。
創業は1929年。その後1940年に法人化しポーラ化成工業株式会社に改称、1946年に化粧品販売分野を独立させ株式会社ポーラ化粧品本舗を設立。そして2007年に現在の名称である株式会社ポーラに変更しています。
そんなポーラは東京都品川区に本社を構えており、社員食堂は地下1階に有していますが、2017年8月にリニューアルを行なったそうです。新しくなった社員食堂はどのようになっているのでしょうか。
それでは一緒に訪問してみましょう!
まとめ
“より良い空間を想像すること”で結実するポーラの社員食堂
ポーラ社の社員食堂は、“単に食事を摂るための場所に過ぎなかった”(ワーキングイノベーションチーム/重住氏)こともあり、2017年の8月にリニューアルを実施。
新しい社員食堂の内装は自社のイメージカラーである黒を基調に緑を取り入れ、都会の中でも自然を感じられるよう作られているほか、リニューアル前に220席あった座席を179席に削減し空間を確保。また壁面にはアート作品を飾り自由な発想を生み出す場を目指しつつ文化支援活動に力を入れる同社らしさを取り入れています。その結果、“空間にゆとりが増えリラックスする空間になった”と社内の評判も高くなり、打ち合わせや仕事の場として活用され始めているとのことです。
また、社員食堂でのメニューづくりにも一層力をいれています。従来より社員食堂のメニューにはヘルシーメニューが提供されており、訪問した日も肌に良いとされる栄養成分を多く使った「美肌ラーメン」が人気で多くの方が列をなしていましたが、同社の社員の特徴として“特に美容、健康に気を遣っている”ことから、さらに麺を“低糖質麺”にすることもできるなど、選択肢を増やしています。また、野菜についても個々人が好きな食べたい量を選べることからビュッフェスタイルのサラダバーや副菜バーを導入。多くの社員が“好きな分量で野菜を摂ることができる”と好評を博しています。
加えて以前はなかったサンドイッチを週替わりで提供。こちらは小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉末することで栄養価が高いことが特徴の全粒粉を使用していますし、他にも“お菓子ではなく果物を食べて欲しい”(ワーキングイノベーションチーム/寺本氏)と、スムージーやバナナ、カットリンゴなども提供しており、さまざまなタイプのヘルシーメニューに対応しています。
ポーラ社では今回社員食堂をリニューアルする際に「人と人のつながりを生み出せる場とする」ことがコンセプトとなっており、その実施のために社員食堂でさまざまなイベントを企画しています。今後は「ダイエットメニュー月間」「オリンピック選手の食事メニューを作成している管理栄養士による健康セミナー」など、健康や美で社員の関心が高いイベントを行なっていく予定だといいますので、今後一層コミュニケーションが活性化されていくことでしょう。
東京都品川区西五反田2-2-3
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