
大鵬薬品工業株式会社は、本社を東京におき、全国に22の支店、53の出張所、5箇所の工場と2箇所の研究所を有する医薬品メーカーです。一般的には「愛情一本」のキャッチコピーでおなじみの栄養ドリンク「チオビタ・ドリンク」や胃腸内服液「ソルマック」などで知られている一方、医療用医薬品の売上が9割を占める、抗がん剤のリーディングカンパニーの一つであります。
そんな同社の北島工場は徳島県にて敷地面積272,000平米を有しており、2013年に抗がん剤のグローバル生産拠点として竣工、その後2016年には治験薬製造棟が、そして2017年には大塚グループの厚生・事務棟が竣工されました。この厚生・事務棟の3階部分には “心身ともに美しく!” をコンセプトに持つ屋外テラスを備えた、製薬会社ならではの健康を意識した社員食堂が設置されているそうです。
それでは一緒に訪問してみましょう!
JR徳島駅から北へ約6km、徳島阿波おどり空港から南西に約9kmにある大鵬薬品工業北島工場。 敷地内に太陽光パネルを設置した水処理施設を整備。フルカラーLEDによるライトアップを行い、地域住民に憩いの場を提供しています。 管理棟の照明も省エネに配慮しLEDを採用。一般社団法人照明学会より優秀な照明施設に与えられる「照明普及賞」を受賞しています。 平日の工場稼働時間中は敷地内の公園を一般開放。災害時の一時避難場所、災害復興活動の拠点として地域と連携し防災体制を整えています。 敷地の東側に設けられた全長約700mの遊歩道内に560本、11種類の桜を植樹。特に桜シーズンには土日、夜間も一般開放し、桜の名所として地域住民に親しまれています。 新設された厚生・事務棟の3階にある社員食堂のエントランス。名称は社員からの公募で“Oasis(オアシス)”と名付けられました。 座席数は260席。白色を基調とした清潔感あふれるデザインで、高い天井と全面ガラスによる眺望、開放感も好評だそうです。 営業時間は11:00〜13:30。1日の利用者は約200食。 メインメニューはAランチ、Bランチ、ヘルシープレート、日替わり(ラーメン、サンドイッチなど)、定番(カレーライス、おにぎりなど)に分かれています。 サラダバーコーナー。ニンジン、玉ねぎ、レタス、キャベツなどの地産の新鮮野菜が並ぶサラダバーは、連日盛況の人気コーナーです。 この日の選べる小鉢は“唐揚げ”“ジャーマンポテト”“水菜のナムル”“フルーツ”の計4点。 この日のスイーツは地元食材を活かした“鳴門金時のプリン”(100円)。他にはショートケーキやスムージーなども。 パン焼き機もあり、社員食堂で焼きたてパンが食べられます。 ランチタイムが始まりました。デジタルサイネージ(電子看板)でその日のメニューを確認します。 女性が多い職場ということもあり、社員食堂のメニュー作りも女性の心を掴むよう意識されているとか。 サラダバーは1回だけ盛り放題。AorBランチを選ぶと、“小鉢2つ”か“小鉢1つ&サラダバー”のどちらかを選べます。 精算はオートレジ。レシートには利用料金はもちろん、摂取栄養成分や総カロリーなどが記載されています。 食堂内に併設されているカフェ。ブラジルコーヒーやイタリアンコーヒー、プレミアムココアが100円! 【Aランチ】キムたく炒飯(521kcal)小鉢・主食・汁物付。 【Bランチ】タラのムニエル クリームソース(360kcal) 【ヘルシープレート】白身魚の葱味噌焼き、彩り野菜と豆腐の照り焼きつくね、蒸し鶏のキムチ和え、フルーツ、減塩味噌汁、麦ご飯(小)(534kcal) 【麺】生わかめうどん。わかめたっぷりで麺が見えない・・・。この日の麺は醤油ラーメンも。 【日替わり】サンドイッチは“チキンカツサンド”、“ベーコンとハムエッグのサンド”、“ハム・チーズ・玉子・ツナのサンド”の3種類。 11:00、12:00に焼きあがる“焼きたてパン”。この日はカレーパン、ベーグル、焼き芋パイ、ショコラ。各80円。 社員食堂はリフレッシュする貴重な空間。仕事中はオフの会話スイッチがオンになっている皆さん。 「食堂で会えば、違う部署の人や役職が上の人とも気軽に話ができる」と社内コミュニケーションの場としての役割も。 「愛情一本」疲れた時にはチオビタを飲むという社員も。宣伝のような気が・・・。 「単身赴任をしているので、栄養バランスが気になります。でも社員食堂ではサラダバーがあるので嬉しいですね」 「どれを食べても美味しいので、選ぶ楽しみがあります。焼きたてパンも毎日チェックしています!」 「カウンター席を利用して外の景色を見ながらの食事が楽しい。雪を見たり桜を見たり、季節の移り変わりがわかります」 こちらは社外のお客様などが利用する特別室。こちらでは専用の特別コースメニューが用意されます。 厨房スタッフの方にお願いして“Oasis”の“O”サインを。 ご案内いただいた北島総務課の吉田さん。ありがとうございました!
まとめ
健康とコミュニケーションを追求する社員食堂
大鵬薬品工業北島工場の社員食堂のコンセプトは“心身ともに美しく!”であり、栄養バランスを考えた彩り鮮やかなヘルシーランチやサラダバーといった食事を提供することで、社員の健康に配慮しています。
北島工場の食堂運営会社のスタッフによると、「やはり健康への関心の高い方が多いですね。メニューの塩分やトランス脂肪酸についての問い合わせがあるなど、製薬会社の工場ならではだと思います」。
女性が多い職場ということもあり、食堂運営会社も「若い女性スタッフがメインになって女性向けのメニューを作っています」としっかり対応されています。
社員食堂にはもう一つのテーマ「社員といろんな人の繋がり」を掲げています。
厚生・事務棟には、グループ企業の厚生・事務作業を取り扱う 「大塚ビジネスサポートセンター」や、ハンディキャップを持つ人の就労支援を行う「はーとふる川内株式会社」などが入居。
「グループ内の他企業とは普段の交流が少ないため、年末は社員食堂で合同忘年会を行いました」
(同社工場総務部 池渕副部長)
今後は社員食堂での取り組みをグループ企業全体で実施していく予定とのことで、各社員食堂に「血圧計」や「体脂肪計」などの測定器を設置。社員の健康に対する知識を高めてもらう他、健康イベントの実施も予定しているそうです。
健康的な食事の提供とコミュニケーションの場として社員食堂を活用されている大鵬薬品工業北島工場の社員食堂“Oasis”でした。
大鵬薬品工業株式会社
徳島県板野郡北島町高房字居内1-1
北島工場
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