今回ご紹介する株式会社廣野鐵工所は、大阪府岸和田市に本社を構える、トラクターやコンバイン等のエンジン・トランスミッションの精密機械加工を中心に、中・韓・米等とのグローバルな取引により、顧客の要望に合わせた提案型生産を行なうものづくりメーカーです。
同社では、企業理念の一つに「社員の成長と幸せづくり」を掲げており、具体的には「利益の一部を決算賞与として社員に還元」、「社員に子どもが生まれた場合や入学時等の家族のライフイベントに御祝金」、「実質的定年制度廃止(現在最高齢の社員は77歳/2022年11月時点)」といった、「ものづくり」だけでなく「ひとづくり」としても様々な取り組みを実践しています。
こういった取り組みが社会的にも評価されており、経済産業省「はばたく中小企業300社」受賞 、「健康経営優良法人2022」認定、大阪府「大阪の元気!ものづくり企業」選出、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞、「岸和田市都市景観賞」受賞など、数多くの表彰を受けています。
同社は2017年、大阪湾沿岸部にあった本社を、南海トラフ地震時の津波発生に備え丘陵地帯へ移転。新社屋では社員食堂を設置・運営しています。そんな廣野鐵工所の社員食堂をご紹介しましょう!
まとめ
「大阪一を目指す!」社員が喜ぶ廣野鐵工所の社員食堂
人財は宝であるという考えのもと、社員やその家族の満足度向上を重視している廣野鐵工所。企業理念として次の三つを掲げていますのでご紹介しましょう。
一、社員の成長と幸せづくり(愚直に磨く)
一、感動部品のものづくり(プロフェッショナル)
一、社会への貢献づくり(感謝)
まず「社員の成長と幸せづくり」が一番に掲げられており、その実現のためにさまざまな施策を行なっています。その中の一つに社員食堂も組み込まれており、社員の健康と仕事への活力を生み出す場として運営されています。
社員食堂では温かくて美味しく健康的な食事が提供されていることはもちろん、ご飯のボリュームは調整可能なのでお腹いっぱい食べたい社員は大盛りに、量を控えておきたいという社員は少なめに、という選択が可能。記念日やファミリーデーなどでは特別メニューが提供されるほか、関西の自治体連合である関西広域連合の地産地消企画「おいしい!KANSAI応援企業」にも登録するなど、地元食材の食材を積極活用。他にも食べ残し量の見える化や、「環境や動物福祉に配慮した持続可能な体制で生産・加工された食材」を使った大豆ミートやブルーシーフード、GAP※食材といったサステナブルフードの提供やSDGs勉強会が開催されるなど、環境に配慮したメニューの提供だけでなく、社員への啓蒙も行なっています。
食堂運営会社とは、月に一度給食委員会を開催し、美味しかったメニュー、改善すべきメニュー、イベント提案、困りごとなどを共有するほか、年に2回の全社アンケートを通じ社員食堂のカイゼンに取り組んでいます。
「ランチタイムは休憩時間の中でオンとオフの切り替えとなる時間です。温かくおいしいご飯を食べることによって、午前中の疲れをリフレッシュし午後からも効率よく仕事ができていると感じています。大阪一の社員食堂を目指し、今後も社員に喜んでもらえる社員食堂づくりに励みます」(総務部/中嶋課長)とのこと。
ものづくりの会社でありながら、社員を大事にし、社会への貢献も考える社員食堂づくりにも注力されている廣野鐵工所の社員食堂でした!
※GAP(Good Agricultural Practice)とは、農産物の安全を確保し、より良い農業経営を実現するために、農業生産において、食品安全だけでなく、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組。
大阪府岸和田市岸の丘町3丁目2番8号
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