クロスエフェクト社は、“プロダクトデザイン”“3Dモデリング”“光造形”“真空注型”といった技術を駆使し、最短24時間で試作品を納品する試作品製作を行なっている会社です。その製作の速さから“試作品”だけでなく“時間”までも納品していると言え、それゆえ「試作品を世界一速く作る会社」として高い評価を受けています。大手自動車部品、大手家電、大手医療機器、大手産業機械などそれぞれの分野のメーカーや大学などを顧客に持っており、中でも心臓の形状や質感・強度だけでなく、内腔までを忠実に再現した「世界初のオーダーメイド精密心臓シュミレーター」は、手術前の検討や若手医師の教育訓練用として高く評価されており、経産省の“第5回ものづくり日本大賞”において内閣総理大臣賞を受賞しています。
そんな同社は「最高の環境で最高のものづくりをしたい」との社長の思いを実現すべく2015年に新オフィスを竣工。その際に社員でプロジェクトチームを作り、既成概念にとらわれない社屋づくりを実施、社員食堂も新設することになったそうです。
それではクロスエフェクト社の社員食堂をご案内しましょう!
まとめ
スベリ台のある会社の社員食堂で会話も滑らか!
クロスエフェクト社の竹田社長は、2015年に新社屋を建設するにあたり、譲れないこだわりがあったそうです。それが社員食堂でした。
以前の社屋では食堂スペースが狭かったため、社員が2交代制で食事を摂っており、シフトが変わるとしばらく顔を合わせない社員がいたり、冷たい仕出し弁当であったことから多くの社員の食が進まず、昼食が社員にとってストレスとなっていました。“最高の環境で、最高のものづくりを“とのポリシーを持つ竹田社長にとって、そんな状況を受け入れることはできず、食堂まわりの質の向上は急務であったようです。
その思いが結実した新社屋に作られた食堂には多くのこだわりを盛り込んでいます。最上階の日当たりの良い開放的な空間で、6種類のメニューから選べ、価格も1食280円。ご飯・味噌汁はおかわり自由、晴れた日は屋外のテラス席も人気のスペースとなっているなど、社員にも大好評。最高の環境づくりに向け大きく舵を切った出来事の一つとなりました。
また食堂というハードを活かすために、ランチタイムを積極的にコミュニケーションの場にするというソフトも取り入れ、ランチタイムを人間関係の潤滑油とする時間に変換させています。
カフェテリアだけでなく、社屋にあるスベリ台も「グーグルの本社にはスベリ台がある。うちでも作りたい」という意見を実現した結果とのこと。
クロスエフェクト社の食堂は「こんな会社で働いてほしい、働きたい」という社長、そして社員の思いを実現した社員食堂でした。
京都市伏見区南寝小屋町57番地
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