
コミュニケーション最重視! 終業後に行なわれる腕相撲や怪談などイベントが秀逸
社食初!?テーマソングもある「ゆるキャラ」が支配人 オリジナルチョコに仰天!
今回訪問するのは大和ハウス工業株式会社。仮面ライダーやダイワマンなどのキャラクターを使ったテレビコマーシャルが印象的な住宅総合メーカーです。
グループ会社は国内外に145社(2015年3月現在)で、建築を出発点とする事業は住宅関連の<Housing>、商業施設や事業施設などを建築する<Business>、ホテルやホームセンター、スポーツクラブなどを運営する<Life>の3つの領域に拡大。幅広いジャンルに及んでいます。
そんな同社が入居する大和ハウス東京ビルの社員食堂の支配人は、なんとゆるキャラ!
「なんでゆるキャラなんだ?」と疑問に思った方もそうでない方も一緒に食堂訪問しちゃいましょう!
1999年5月に竣工された大和ハウス東京ビル。地上23階地下2階高さ107メートルで、大和ハウス工業のほかにも複数のグループ会社が入居しています。 1階のロビーです。広々としたエントランスにはテレビCMでおなじみのキャラクターの等身大モデルや創業者の銅像も。 こちらが受付です。美人揃いですが遠くてわかりづらいかも・・・。 今回ご対応いただいた(左から)総務部の北澤様、伊藤様、広報企画室の柳瀬様。メビウスの輪とハートを連想させるグループの統一シンボル「エンドレスハート」は、無限に続く成長・発展性を表しているそうです。 こちらは4階にあるリビングサロン。住宅を検討されるお客さま向けのショールームです。
社員食堂訪問前に、少しこちらものぞいてみましょう!おおっ、いきなり現れた「夢」の文字。これは「重要なのは将来の夢」と語った創業者の故石橋信夫氏によるもので、今もグループ全体に語り継がれているそうです。 ショールームでは、設計図だけではわからない空間や雰囲気を体感できます。 こちらの部屋は、設計図と実際の部屋の広さの差を体感できる可動式の部屋です。 打ち合わせルームから窓の外を見ると、外の庭ではサイが遊んでいるというよくある風景…えっ!? さて、それではエレベータで23階の社員食堂「D-park」へ。こちらは 2011年5月にオープン。D-parkの由来は大和の「D」、人が集まる公園をイメージした「park」を組み合わせたものです。 中に入ると、大和ハウス東京ビルの社員食堂限定のゆるキャラのディーパ君がお出迎え。早速ディーパ君と名刺交換。なんとこの食堂の支配人! カウンターは大和ハウスさんのイメージカラーである赤。食堂のコンセプトは「コミュニケーションの活性化」だそうです。 スタッフの方による手書きのメニュー板。手書きのほうがオシャレ感がありますよね。 1gあたり1.2円の量り売りのデリコーナー。キャベツ、トマト、ほうれん草、ひじきなどの新鮮な野菜や惣菜が並べられています。 こちらは予約席。ビルはJR中央線のすぐ近くなので、電車から見上げれば食堂利用者と目が合うかも? 家具や建材は、自社ではあまり取り扱いのないものを選定しています。その理由は「この椅子の型番は・・・」なんて気にしだすとリラックスできなくなるためだとか。 奥にはボックス席も。少人数でゆっくりと食事したい人はこちらへ。 ディーパ君の部下?でマネージャーの高野さん。D-parkの特徴を尋ねると「活気ある、活力ある社員食堂です」。 さあ、ランチタイムが始まりました!定食コーナー、カレー・バラエティー、単品・小鉢、麺コーナーの順に配置され、それぞれが好きな料理コーナーに向かいます。 運営側としては「食事の提供をスムーズに、そして出来たてを出すようにしている」とのこと。男性が多い職場なので、メガ盛り(1.5倍)デーもあるとか。ご飯は、白米や麦飯を選択できます。 「夜は外食や飲み会が多いので、お昼の野菜は意識的に」という独身社員は多いそうです。 大和ハウス東京ビルの社員数は約2,500人。座席数は237席。1日の利用者数は約500食。 食堂の一番奥にはグループのシンボルと全国安全週間の案内が書かれたタペストリー。 気がつけばもうほとんど満席です。混雑を避けるため、休けい時間が11:45からと12:15からの二つに分けられています。 チキンソテーおろしおくらポン酢(ランチAセット ライス・スープ・小鉢付き) 711kcal 411円 骨無しカレイの油淋ダレ(ランチBセット ライス・スープ・小鉢付き)698kcal 411円 スペシャルちゃんぽん麺 530kcal 463円 豚焼肉のサラダ仕立て(D-parkセット ライス・スープ・小鉢付き) 685kcal 463円 きつねうどん(ダシは関東風・関西風から選べます) 499kcal 309円 1gあたり1.2円の量り売りのデリコーナー。 「社員食堂っぽくないおしゃれな内装、飽きのこないメニュー、野菜にこだわっていることなどが気に入っています」 「週4~5回くらい利用しています。ときどきお弁当を持参して社員食堂で頂くことも」 「一番印象的だったのはワンコインでのエスニックカレーの食べ比べです!」 「利用頻度はほぼ毎日です。メニューが豊富なので毎日来ても飽きません」 社員食堂からの眺望。眼下には東京ドーム、水道橋駅など。遠くはスカイツリーを望めます。夜景も綺麗なことでしょう! 支配人のゆるキャラ「ディーパ君」から名刺とチョコレートをいただきました!そして「ありがとう」の言葉も。泣かせるぜ、ディーパ君!
まとめ
コミュニティスペースとしての活用を意識した社員食堂
今回ご案内した大和ハウス東京ビルは、元々JR貨物さんの所有していた土地を開発した際に建設されており、2011年まではJR貨物さんと大和ハウス工業さんの2社が入居していたオフィスビルでした。その後大和ハウス工業さんが取得し自社ビルとなった際に、23階に社員食堂をリニューアル設置。その際に食事や打ち合わせ、休憩や宴会など自由に使える憩いの場という意味をこめて「D-park」と名付けたそうです。
こちらの社員食堂として力を入れているのは「コミュニケーションの活性化」。社員食堂を利用したイベントとして、終業後には「ヴァイオリンの演奏とともに開催される料理教室」や「腕相撲の日本チャンピオンも登場する腕相撲大会『剛腕祭』」、「プロの講談師による怪談」といったイベントが頻繁に開催されています。また日本赤十字社とのコラボで献血応援活動をするなど、食堂としてだけでなく、実際にコミュニティスペースとしての活用が盛んです。
さらに食堂だけの「ゆるキャラ」や食堂に流れる「ゆるキャラ」のテーマソングといった、他の企業ではあまり見ることのできない施策に取り組むなど、食堂をコミュニティスペースとして徹底的に活用している様子が印象的な社員食堂でした。
大和ハウス工業株式会社
東京都千代田区飯田橋三丁目13番1号
東京本社・本店
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