
社内ワーキンググループが1年係でオープンさせた「最高の社員食堂にしよう」の想い
ヘルシー志向のビュッフェとガッツリ系のメニューの両立を実現。東京湾岸の眺望も大好評
今回ご紹介するのは、トイレやキッチン、浴槽などで知られるTOTO株式会社。中でも自動で開閉する便座は世界中で大人気だとか。
そんな同社が2013年6月に首都圏にあるオフィスを集約し、同社の東京における初の社員食堂がつくられることになったそうです。
東京では初めての社員食堂ということもあり、「最高の社員食堂にしよう」と東京コーポレート部を中心にワーキンググループを立ち上げ、1年がかりでオープンにこぎつけたとのこと。
食堂はオフィスのあるビルの最上階に位置しており、その眺望のすばらしさは日本でもトップクラスといえます。
また、社員自らが考えただけあって、利用者の要望を的確にとらえた社員食堂の人気は高く、ビル内の社員の利用率は8割という驚異的な数字にあらわれています。
それでは「生活価値を創造し提供していく企業」であるTOTOさんならではの社員食堂をご紹介いたしましょう!

JR浜松町駅から徒歩3分にある汐留ビルディングの中に、TOTOの東京オフィスはあります。 ようこそトトへ~♪クック クック~♪
わかる人はそれなりの年齢のはず。エントランスにはアンディ・ウォーホルがTOTOの70周年を記念して描かれた絵が飾られているではありませんか! 白基調の清潔感あふれるエントランス、こちらが受付です。美人のお姉さんが快くおもてなし! さっそく社員食堂へGO!「FLATO」とは全国の社員による応募の中から選ばれた社員食堂の名称で、「上下・部門に関係なく、誰でもが集える場所」という意味が込められているそうです。 こちらが「FLATO」の中。座席数は全342席(個室含む)。昼食の営業は11時30分から14時。夜は毎週水曜日のラウンジ営業と予約制のパーティができます。 こちらは1gあたり1.3円のグラムバイキング。常時10品の惣菜とサラダが用意されており、女性に大人気だとか。 メニューで最も人気があるのは「から揚げ」(画像右)だそうです。 こちらの機械で重さと金額がわかります。量を調整できるのでありがたいですね。 「あと10分です!」ランチタイムは戦場と化するので、準備のスタッフに号令がかけられていました。今はまだガラガラですが、お昼のチャイムが鳴ると一気に人が押し寄せるとのこと。 こちらは小鉢コーナー。おにぎりやおいなりさん、天ぷら、温泉たまごなどが用意されています。 こちらの小鉢は、とろろ、ほうれんそうのお浸し、たけのこ土佐煮など。フルーツの盛り合わせが大人気。 さあ、12時にチャイムが鳴ったので、22階から一斉に人が押し寄せてきました。混雑しないよう、フロアごとにランチタイムを分けられています。 あっという間に席が埋まってきました。とても陽当たりが良いため冬でも暖かく、上着不要の日が多いとか。エコですね。 こちらはお得意先や外部の業者さんなども利用できるラウンジゾーン。 グラムバイキングの盛り合わせと五穀米、サラダ シーフードフライ3種盛り ライス・味噌汁付き 484円 明太子スパゲッティ レギュラーサイズ 494円 牛肉うどん(関東風) 399円 グラムバイキングをまとめてみました。今日は「さんまの甘辛サラダ」「彩り野菜サラダ」「塩麹和風ハンバーグ彩り野菜あんかけ」「ファルファレのシーフードグラタン」など。 日替わり9マスDeli弁当 462円。どれもとても美味しいそうですね。 うーん、選び放題だと摂りすぎそう! こんな食事を会社で食べられるとは・・・TOTOさんの社員さんは幸せでんなー。 女性社員の方にインタビュー!
「時々イベントがあって、中華の超人のような人がきたり、有名なラーメン屋さんがきたりして楽しい」こちらの女性にも。
Q 社食ができる前はどうしていましたか?
A 以前はコンビニ弁当を利用することが多く、つい余計なものを購入していました。でもそれがなくなりました。こちらの男性にも・・・ん? ひょっとして・・・
とっひょーん、社長さんでんがなーーー!
社食は普通に利用しておられるそうです。記念撮影も気さくに応じていただけました。張本社長、ありがとうございました。 こちらは「FLATO CAFE」。カフェの営業時間は8時から18時。コーヒーなどの飲料やお菓子などが用意されています。 カフェ前の席にはカラフルな椅子が。 「KOKURA」と「TOKYO」という名の個室があり、接客やパーティなどで利用されています。 自慢の眺望その1
社員食堂からはレインボーブリッジや東京湾が一望できます。夏は花火大会の絶好の観覧スポットになるそうです。自慢の眺望その2
東京タワーや六本木ヒルズを見ながらのランチとは贅沢ですね。都心部の夜景で癒されそうです。お願いしたら快諾いただいた「TOTO」ポーズ。今回の取材にご協力いただいた柴崎様、樋渡様、内山様(左から)。それと「O」の文字役で受付の沖田さん(右)でした。

まとめ
TOTOはCSRに積極的に取り組む企業として、「DJSI World Index」には3年連続、そして2014年のRobeco SAM社のCSR格付では世界2500社の中からわずか70社しか選ばれていないという、最高評価の「ゴールドクラス」にも選ばれるなど、世界的にも高く評価されています。
そんな同社の社員食堂は、張本社長が営業マン時代に「なんで工場には食堂があるのに、我々には食堂がないんだろう」と思っていたことが発端だったといいます。
2013年6月に東京で分散されていた事業所を統合する際に、その思いが結実。野菜を中心としたヘルシー志向用のビュッフェと、ガッツリ系を望む方むけの定食などをバランスよく組み合わせたメニューは社員にも大好評となっているそうです。さらに都心や湾岸部を見渡せる、高級ホテル並みの眺望はこれ以上はないと思えるものです。
環境にやさしい企業は社員にもやさしい企業でもある、というところでしょうか。
東京汐留事業所:東京都港区海岸1-2-20
汐留ビルディング24F
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