マクセル株式会社の設立は1960年、マクセル電気工業株式会社として設立されたことに遡ります。翌61年に日東電気工業株式会社(現日東電工株式会社)から乾電池、磁気テープ部門が分離独立し創業を開始、商号変更などを経て、現在は東京と京都に本社を構え、資本金50億円、2017年の売上高は1,482億円(連結)、従業員数1,818名。エネルギー、産業用部材料および電器・コンシューマ製品の製造・販売を行なっている企業です。
国内で初めてアルカリ乾電池やカセットテープ、フロッピーディスクの商品化、世界初の書換型DVD-RAMの商品化など、一般の人からビジネスまで幅広く利用される商品を生産・販売していたため、中高年以上の方にとってはそういった商品群が懐かしく感じる方も多いかもしれません。現在は、産業用のリチウムイオン電池や機能性フィルム、美容家電など幅広い製品を製造しています。
今回訪れた京都事業所は、工場部門で働く人と管理部門の比率が4:6だそうです。そのため社員食堂では交流を促進する取り組みを行なっているとか。
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まとめ
マクセルの社員食堂の特長は「ヘルシー」と「コミュニケーション」
同社では通常のメニューに加えて、健康管理室や栄養士と考案したカロリーを抑えたメニュー「カラダよろこぶメニュー」が毎週提供されています。このメニューでのごはんは玄米や雑穀米などが使われています。
社員は健康への意識が高い人が多いそうで、社員食堂で定期的に体脂肪や骨密度を測るイベントデーでは、毎回行列ができるといいます。
また社員食堂で行なわれているコミュニケーションとして、“オセロ”や“UNO”の大会があります。これは事業所内でチーム制にしてトーナメントを行うというもので、成績順位表が貼り出されます。優勝チームには夜間に居酒屋となる社員食堂で利用できる食事券がチームに配給されるという仕組みです。
同社では工場部門で働く人と管理部門で働く人の比率がほぼ同じということがあり、社内でも普段話すことのない人同士の交流がうまれるため、新入社員などにも好評の取り組みとのこと。
さらに、他の事業所の社員に向けての社食の取り組みもあるそうです。
同社管理部の竹下さんによると、
「京都オフィスにきた人には、お昼に京野菜や関西の野菜などを提供できるよう心がけています」とのこと。
オフィス周辺はタケノコの産地としても有名なのですが、時期になると、会社で管理している山にタケノコを採りに出かけ、社員食堂で提供するといったこともされており、それを楽しみにしている他の事業所の社員も多いため、
「タケノコが食べたいから、5月くらいになると京都事業所で打ち合わせを設定するケースが多くなるんです(笑)」
(前出 竹下氏)とのことです。
このような“おもてなし”の取り組みが評価され、国内外に多くの事業所を持つ同社の中で「京都の社員食堂は良いね」と支持されているそうです。
自らの事業所に止まらず、自社全体の憩いの場となることを目的としているマクセル 京都事業所の社員食堂。次はタケノコの時期に伺いたいものです。
京都府乙訓郡大山崎町大山崎小泉1
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