
兵庫県三木市は、古くから「金物のまち」として知られ、鋸(のこぎり)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鐺(こて)、小刀(こがたな)などの大工道具をはじめ、伝統的な技術を受け継ぐ職人たちが、今もなお高品質な製品を生み出しています。その歴史は古く、戦国時代には三木城の城下町として発展し、江戸時代には大工道具の生産が本格化しました。
また、温暖な気候と肥沃な土壌は、稲作や果樹栽培に適しており、酒米の王様「山田錦」の産地としても知られています。
豊かな自然に囲まれた三木市は、ゴルフ場も多く、全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会、通称「春高・春中ゴルフ」が開催されるなど、スポーツと文化が調和した、奥深い魅力を持つまちです。
今回は、そんな三木市の市民の日常生活に密着した様々な行政サービスを提供し、地域社会の維持・発展に貢献する役割を担っている三木市役所にある食堂「さくら」をご紹介します。
兵庫県の中南部、神戸市の北西に位置する三木市。こちらは三木市の中心部に位置する三木市役所です。 昭和29年(1954年)に誕生し、令和6年(2024年)7月1日に市制施行70周年を迎えた三木市。人口は約72,738人(2025年3月末現在)。 三木金物は約400年の歴史を持ち、鋸(のこぎり)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鏝(こて)、小刀(こがたな)の5品目が国の伝統的工芸品に指定されています。 三木市内には、西日本最多となる25ものゴルフ場があり(2025年3月現在)、市役所にも「ゴルフのまち推進課」が設置されており、ゴルフを通じた地域活性化に取り組んでいます。 酒米の王様「山田錦」の産地であり、質・量ともに日本一を誇ります。 それでは三木市役所にある食堂「さくら」に行ってみましょう! 営業時間は開庁日(年末年始を除く平日)の8:00~15:00となっています。 お昼近くになると、一般の人の姿も。12:00からは市役所職員もランチ利用で訪れます。 それでは中に入ってみましょう! メニュー数は約30種類。ケーキ類や各種ドリンクなども提供されていますので、喫茶としても利用されています。 座席数は70席で、毎日多くの方で賑わっています。 店内は吹き抜けとなっている上、窓面は全面ガラスなので開放感にあふれています! 人気メニューは「日替定食」「からあげ定食」とのこと。 店内には絵画や写真が多数飾られています。一般利用は比較的高齢の方が多く、団欒の場にもなっています。 市役所への用事や、隣接する「みっきぃホール」の展示観覧などで来られたかたなどが、気軽に立ち寄れる場所となっています。 店内には漫画も多数置かれており、リラックスできる空間 【定番メニュー】ハッピー定食(エビフライ・から揚げ・小鉢付) 【日替わり定食】 【定番メニュー】カレーライス(サラダ付) 【定番メニュー】カツめし(味噌汁付) 【定番メニュー】玉子丼定食(ミニうどん付) お支払いは現金で。常連さんはもちろん、初めての方でも気軽に利用できる雰囲気のお店です。 食事を終え、市役所内を歩くとストリートピアノが。誰でも利用できます(利用時間/8時30分~20時、みっきぃホールの利用状況により、使用できない場合があります)。 みっきぃホールにはコンビニエンスストアやイベントなどに利用される展示室もあります。 三木市などが出資して運営されているFM放送局「FMみっきぃ」も庁舎内に設置されています。 本庁舎に隣接する「三木市文化会館」。大ホールは1,200を超える座席数を有し、コンサートや演劇、講演会といった多種多様なイベントに利用されています。
まとめ
地元産の食材を活用し、地域貢献に繋げる三木市役所 食堂「さくら」
三木市は、日本の伝統文化を支えてきた三木金物の産地として知られ、その歴史と技術は今も息づいています。一方、市域内を中国自動車道、山陽自動車道が通過しており、全国的にも交通の要衝となっているだけでなく、近年では先端技術産業も発展しており、伝統と革新が共存するまちとして注目されています。
そんな三木市の市役所内にある食堂「さくら」では、これらの産業を支える人々や、市役所を訪れる人々に向けて、手作りの温かい料理を提供しています。
食堂「さくら」では、地元の食材をふんだんに使用した料理が多数提供されています。地元の食材を積極的に使用することは、三木の魅力を発信することになることから、「地域経済の活性化に貢献している」と意識されています。取材時も、三木市産のお米や、三木市で採れた新鮮な卵料理など、三木の魅力を食を通して感じられるメニューが豊富であったことがその証左と言えるでしょう。
「三木金物」やゴルフ同様、三木市の知名度を高める可能性を秘めた、三木市役所の食堂「さくら」をご紹介しました!
兵庫県三木市上の丸町10-30
記事の内容は取材および掲載時点の情報であり、最新の情報を反映・担保するものではありません。