徳島阿波おどり空港から車で約50分という、徳島県中央北部に位置する阿波市。北は急峻な阿讃山脈が連なり、南は“四国三郎”と呼ばれる吉野川が流れており肥沃な大地が形成されています。温暖な気候も加わり、いちご、ぶどう、ナス、トマト、レタス、スイカなど多彩な農産物が生産される徳島県下一の農業地帯となっています。
阿波市交流防災拠点施設アエルワ(以下アエルワ)は、市民の文化・交流活動を支援するとともに、災害時における応急対策の拠点として設置された阿波市の施設です。約600人収容のホール、研修室、和室、調理室だけでなく、文化芸術の鑑賞・発表の場として、また、市民の文化・交流活動の場として利用されています。
そんなアエルワの4階には食堂があり、地域の特産品を活用したメニューが提供され、利用者の憩いの場となっています。
まとめ
地域住民との交流が広がるアエルワ食堂
農水産物の豊富な徳島県の中でも、農水産物の出荷高1位となる産品を多く持つ阿波市。そんな阿波市の地域及び市民の文化・交流活動支援や災害時の活動拠点施設であるとともに、文化芸術の鑑賞・発表の場や市民の文化・交流活動の場として利用される施設として2014年にアエルワは設立されました。
そんなアエルワの3階にあるのがアエルワ食堂です。地域の豊富な農産物を多く活用し、市役所職員をはじめ、地域の住民にランチと憩いの場を提供しています。
「阿波市は野菜や果物、お米など、何をとっても美味しいんです。アエルワ食堂の運営にあたっては、美味しい食事を地域の方にも楽しんでいただけるよう、広報誌に掲載したり、アエルワの1階で告知したり、アエルワのホームページにも告知したりするなど周知に心がけています。
また普通はセルフサービスなのですが、来店される一般のお客様の中には、ご高齢の方や障害をお持ちの方もいらっしゃいますので、フロアスタッフがお手伝いさせていただいてます」(アエルワ副館長・山本氏)
他には地域の中学生とのコラボ企画で「阿波市の地産地消のメニューを考える」という企画が実施された際には、大賞に選考された中学生発案メニューをアエルワ食堂で期間限定提供するなど、地域と交流する食堂として親しまれています。
今後アエルワ食堂では阿波市の豊富な農産物を生かし、地域オリジナルメニューの考案も検討しているとか。今後は地域のみならず、観光客も惹きつける新しいメニューの登場も期待されます。
徳島県阿波市市場町切幡字古田190番地
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