
「おいしいをデザインする」企業ならではの社員食堂 人や情報と出合える空間に!
食堂には「Creap」や「れん乳」のレシピ本、自社のアイスクリームの自動販売機も!
今回ご紹介するのは、コーポレート・スローガンが「”おいしい”をデザインする」という森永乳業株式会社。1917年の創業以来、約1世紀にわたり世界に”おいしい”を供給し続けています。誰もが知る日本を代表する乳製品メーカーのひとつです。
そんな森永乳業さんは2014年4月に社員食堂をリニューアル。社員だけでなくテナントや取引業者さんの利用も考慮し、旧態依然とした社員食堂からの脱却を実現しています。
それでは森永乳業さんの社員食堂をご案内しましょう!
森永乳業さんの本社がある森永プラザビル。JR山手線の田町駅隣接という好立地です。 改札から徒歩30秒であっという間にビルに到着します。受付を済ませてレッツゴー! 早速8階の会議室フロアへ。エントランスでは森永乳業さんのロゴマークが光り輝いています。 取り扱い商品の名前がつけられた会議室の案内板。部屋ごとに「クリープ」や「ピノ」、「ビヒダス」といった名前が付けられています。 ちなみにこちらの会議室は「ディシジョン(解決・決定)ルーム」と呼ばれているのだとか。(画像は「リプトン・ディシジョンルーム」) さあ、13階に移動しましょう。こちらは社員食堂の入り口で、現在の営業時間は11:30~13:15となっています。 メニューはデジタルサイネージ。
「今日は何にしようかな」打ち合わせで来社された業者の方なども利用されるため、利用案内板も。1日の利用者数は約550名。 食堂の総座席数は340席。客席エリアは約668㎡(約202坪)。厨房エリアは約304㎡(約92坪)。 食堂の入り口付近にある手指用消毒アルコール。食堂利用者のほとんどの方が、しっかり消毒しています。食品メーカーだけに衛生意識が高いですね。 もうすぐ 12時になるので、これから多くの人が押し寄せてきます。厨房スタッフも準備に大忙し。 こちらは人気の量り売りのグラムデリ。まだ誰も手をつけていない状態なので、取り放題!? 小鉢は「オクラのゴマ和え」「白玉ぜんざい」「冷奴」「温泉玉子」「納豆」などなど。 グラムデリの中でも人気の「五品目のヘルシーきんぴら」 サラダバーは一皿盛り放題!キャベツやモヤシ、海藻、フルーツなどなど。山盛りにトライしたくなりますね。 そろそろお昼時になったようです。早速お目当てのメニューに列ができ始めました。 おおっ、あっという間に人が溢れてきました。ランチタイムは大賑わいですね。 日当たりの良い窓側のカウンター席も人気。対面席よりリラックスして話せるそうです。 鮭のねぎ味噌焼き 豚挽き肉と春雨のオイスターソース ツナとナスのカレー(辛口) 桜海老とジャコの揚げ出し豆腐 山菜そば グラムデリ(好きなものを自由に選べます) <社員の声>
「サラダバーで野菜を安く食べられるので、夜に野菜を摂りにくいときなど助かります」「毎日スイーツを食べます。言い訳的にお豆腐を食べてリセットしています(笑)」 「健康に気を遣っていますので、毎日野菜を食べています」 「オフィスに出ている日であれば、利用頻度はほぼ毎日ですね」 「みんなで食べるので美味しいです。ときどきヘルシーなメニューを摂りますけど、メガ盛りとかもあると嬉しい(笑)」 「仕事のデスクが近いんですが、仕事中は雑談をしません。食事中は逆に雑談しかしないので仲良くなりますね」 食堂の中央にある本棚には、『Creapレシピブック』、『森永乳業のとっておき!れん乳レシピ』が。市販されています。 食堂内には森永乳業さん、森永製菓さんのアイスクリームの自動販売機も。 こちらは食堂の一番奥にある特別席。予約できるので、取引業者の方との会食などで利用されるとか。 「森永乳業さん開発の殺菌水『ピュアスター生成水』で床の清掃などを行なっているので、クリーンな厨房になっています」と語る店長さん。 食堂の窓からの眺望です。JR田町駅付近から都心部を望めます。 ご案内いただいた人財部の飯田さん、総務部の百川さん、広報部の大塚さん(右から)。みなさんご多忙の中、ありがとうございました!
まとめ
森永乳業さんが社員食堂をリニューアルする際に設けたコンセプトは
「この森永プラザビルで働く人々に対し、安全でおいしい食事を提供するとともに、人の交流の場、情報と出会う場となりうるような空間を創出し、ビルの資産価値向上につとめる」
というものだったそうです。
これは食堂を利用するのが自社社員だけでなく、本社ビルに入居しているグループ企業や、テナント企業の皆さまも食堂を利用することが考慮されているためです。
リニューアル時に実際に行なったのが、メニュー数の増加。
「『“おいしい”をデザインする』というコーポレートスローガンを掲げる弊社にとって、社員においしい食事を提供することも大事なことなので、見た目だけでなく、メニューの充実にも気を配りました」(総務部の百川さん)
というように、メニュー数も大幅に増え、さらにサイドメニューも充実。これに伴って、社員食堂の利用者数は 10~ 20%近く増えたそうです。
また、印象的だったのが、食堂入り口にある手の消毒アルコールの利用率。こちらは社員が自主的に利用しているそうですが、食堂に入ってくる人のほとんどの方が利用されていました。
森永乳業さんの社員食堂は、味や衛生面に関しての意識が高い社員が利用します。そのため、それに相応しい社員食堂を、との思いでつくられている、“おいしい”社員食堂でした!
東京都港区芝五丁目33番1号
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