
今回ご紹介するのは、お米の価値を最大化する精米技術で世界をリードする東洋ライス株式会社。お米に混じった「石」を取り除く石抜機の発明、そして今や当たり前となった「無洗米」の市場シェア約70%を誇るといわれるBG無洗米の開発など、1961年の設立以来、独創的な発明と卓越した技術力で、日本の食文化を足元から支え続けてきた精米機器・米穀製品の総合メーカーです。
同社の強みは、単なる機器メーカーに留まらず、お米の栄養と美味しさを両立させる「金芽米(きんめまい)」や「金芽ロウカット玄米」といった高付加価値製品を自ら世に送り出す「開発型企業」である点です。2025年3月期の連結売上高は約137億円に達し、原料価格の高騰といった逆風下でも、「世界最高米」事業による日本産米の価値向上や、全国の自治体との包括連携を通じ、住民の健康増進や地域の農業振興を加速させています。
また、最先端の光学電子技術やプラントエンジニアリングを駆使し、日本の農業を守りながら人々の健康寿命を延ばす取り組み、そしてお米の常識を塗り替え、新たな可能性を追求し続ける同社の歩みは、まさに日本の食の未来そのものを描いています。
今回はそんな東洋ライスの社員食堂をご紹介します。
































まとめ
企業理念「人も自然もすこやかに」を体現する、東洋ライスのSDGs社員食堂
2024年3月に新設された東洋ライス和歌山本社の社員食堂の最大のコンセプトは「健康」です。自社製品である「金芽米」や「ロウカット玄米」を中心に、保存料や添加物を極力少なくし、旬の食材を活用した「医食同源」のメニューを提供しています。栄養満点で温かい食事は、社員から「会社に来るのが楽しみになった」と声が上がるほど、モチベーションの源泉となっています。また、社長と一般社員が同じテーブルを囲むなど、部署や世代を超えた活発な交流も生まれています。このように同社の社員食堂は、単なる食事の場を超え、企業の理念である「人も自然もすこやかに」を体現する重要な拠点となっています。
環境への取り組みも徹底しており、SDGsの観点から「食材廃棄ゼロ」を目指しています。野菜の端材をお味噌汁の具材に活用したり、金曜日には余った食材を煮込んだカレーとして提供したりするなど、南極観測隊の調理法を目標に掲げた工夫が光ります。
さらに、新入社員の交流会や「ぜんざいの日」といった伝統行事から、自治体との協定式や学生の見学会まで、社内外を繋ぐ多目的空間としても活用しています。
お米の会社でもあることから、社員にもおいしいご飯を提供することで、社員の心身の健康維持、そして地域や環境への貢献を両立させる同社の食堂は、理想的な「食のあり方」を追求し続ける社員食堂でした。
和歌山県和歌山市黒田12
記事の内容は取材および掲載時点の情報であり、最新の情報を反映・担保するものではありません。


















