
社食の照明はプレステのコントローラーのボタン!キャラクターのカフェラテも。
プレステファンにはたまらない! 食堂の名前も「PlayStation Park(プレイステーション パーク)」
今回訪れたのは、「プレイステーション」でおなじみの株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)。拠点としていた青山から移転したのが2011年6月。品川に移転した目的はソニーグループの連携を高めるためだそうです。そんなSCEの社員食堂は「移転の際、最も力を入れた箇所のひとつ」という重要スポットだったといいます。
人気ゲーム機「プレイステーション」プラットフォームを作り出している総本山の社員食堂は一体どのようなものなのか? 遊び心満載の社員食堂をご案内いたします。
SCEの開発部やゲームソフト制作部、そして社員食堂は品川駅から徒歩5分程度のSSJ品川ビルにあります。 今回ご案内していただいた総務部の滝沢さん(左)、山口さん(右)。早速ご案内していただきます。 まずは9階にある総合受付に向かいます。
おやっ!? 今日は特別に受付嬢ならぬ受付猫のトロにお出迎えいただきました〜。フロア横には歴代の「プレイステーション」プラットフォームの写真が飾られています。初代のデビューは1994年12月3日でした(懐かしー)。 「プレイステーション」のコントローラボタンの「△」の部分をイメージしたミーティングルーム。他にも「□」や「◯」、「×」の部屋も。 こちらはミーティングルーム。和テイストが斬新ですね。 さあ、いよいよ社員食堂がある10階へ。今日は有名シェフが食の楽しさを伝える「おとなの食育プロジェクト」のイベントデーです。 社員食堂の名前は「PlayStation Park(プレイステーション パーク)」。社内の公募で名付けられたそうです。 こちらは社員食堂の支配人の佐藤さん(左)と調理長の杉山さん。 食堂に足を入れると、中央上部にデジタルサイネージがあり、今日のメニューがわかります。 こちらはそば粉10割の「十割そば」。注文が入ってから茹でるので少し時間がかかりますが、美味しいので大人気! こちらは重さによって値段が決まる「グラムバイキング」。欲しい分だけ取れるので特に女性社員に好評だとか。 小鉢も色とりどり。種類がたくさんあって、迷っちゃいますね。 人気の「サラダバー」コーナー。新鮮野菜でお腹がいっぱいになっちゃいそう!? 日当たりがとても良好な食堂。電気を点けなくても充分明るいので節電効果も。座席数は260席で、利用者数は昼700食、夜200食。 「以前はビルが3つに別れていましたが、ゲーム制作部門、営業・マーケティング部門、管理部門を一緒にすることで、交流が活性化しました」(総務部/滝沢さん) 食堂の営業時間は昼が11時15分から14時まで、夜が18時30分から20時まで。夜はパーティなどに頻繁に活用されています。 こちらも「プレイステーション」のコントローラボタンを模したテーブル 。それぞれ「□」「△」「◯」「×」のデザインが。食堂は仕事など食事以外に利用してもOKです。 ベーコンとキノコのクリームペンネ 696kcal 420円。女性からの人気が高いメニューです。 「おとなの食育」スペシャルセット 964kcal 650円。旬の野菜をふんだんに使用したスペシャルセットで、イベント当日は大人気でした。 黒胡麻坦々麺 886kcal 480円。黒胡麻の風味を加えた辛さにこだわった坦々麺! 十割そば 291kcal 290円 社員の声「品川に来てからは良く利用するようになりました。いろんな部署の人と出会うことができるので毎日新鮮ですね」 社員の声「野菜を中心にたくさん食べれるのが嬉しいですね。景色も良いし、味も美味しいし、いろんなイベントもあるので楽しみですよ」 朝9時から20時まで営業しているカフェ「カフェプレ」。お弁当やパン、お菓子やドリンクなどを販売。オススメは「リンゴ酢ミルク」。 こちらは大人気の「トロ」のカフェラテ。ゲームソフト発売時には、いろんなキャラクターが登場します。 彼女が手にしているのは「PlayStation Vita」。遊んでいるのか仕事をしているのか不明ですね・・・。 お台場や羽田方面の眺めが素晴らしいです。12月には、毎年新入社員が企画する全社員参加のクリスマスパーティが行なわれているそうです。 こちらはカフェ横にある休憩スポット。日当たりが良いため仮眠をする人には持ってこい!?の癒やしゾーンです。 「さあ、私たちもちょっと一息つこうか」と思ったら、トロとクロが一足先に休憩していました・・・。
まとめ
SCE社の社内では至る所に「プレイステーション」のイメージを使うだけではなく、コミュニケーションが取りやすくなるようデスクのパーテーションを外すなど、心地よく働くための工夫が随所に施されています。
同様に社員食堂では、「品川に移転する際、社内で選抜チームをつくってアイデアを詰め込みました。ここで知らなかった人同士が出会い、コミュニケーションも生まれ、さらにこの場所をつかって何かやろう、というアイデアが生まれる場にしたかったのです。結果そうなっていると思います。」(総務部/滝沢さん)といいます。実際、部署の懇親会や歓迎会、ゲーム制作会社との懇親会や打ち合わせに利用するなど、単なる社員食堂以上の場として活用されています。
また今回は、日本の食文化を継承・啓蒙する「おとなの食育プロジェクト」のイベント実施日でもありました。これは食堂運営のエームサービス株式会社と一般社団法人超人シェフ倶楽部さんとの共同イベントですが、このような活動も積極的に取り入れて、単なる食事の提供だけではなく、社員が楽しく食事ができるような工夫がこらされています。
「社員が社員のために作った社員食堂」。株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントならではの社員食堂でした。
東京都港区港南1丁目7番1号 ソニーシティ
記事の内容は取材および掲載時点の情報であり、最新の情報を反映・担保するものではありません。