「GLOBAL WORK」「niko and…」「LOWRYS FARM」など国内外で20ブランド以上、約1400店舗を展開するファッションカジュアル専門店チェーンを運営している株式会社アダストリア。社名のアダストリアは、ラテン語の格言である“Per aspera adastra”(困難を克服して栄光を獲得する)を語源にした造語で、常にアグレッシブでチャレンジングな社員・企業の姿勢を表しています。
同社の起源は1953年に茨城県水戸市に設立された株式会社福田洋服店。その後変遷を経て2004年に東京証券取引所市場第一部に株式を上場、2015年に現在の株式会社アダストリアへ商号変更して現在に至っています。
年商は約2,228億円(連結)、資本金26億6千万円、社員数5,677名(いずれも2018年2月期)という同社は、「ファッションと人生を楽しみ、個性にあふれた世界をつくる」というミッションを掲げており、2017年7月に渋谷ヒカリエに本部移転と同時に社員食堂を設置。自社グループが運営する社員食堂として日々社員に食事を提供しています。
まとめ
飲食以外も充実した、社員のための快適空間
アパレルをはじめ数多くのブランドを運営しているアダストリア社。以前は拠点となるオフィスがそれぞれ別の場所にあり、各オフィスには社員食堂がなく社員個々人が近くの飲食店やお弁当屋、コンビニ弁当などで昼食を済ませていました。
本部を渋谷ヒカリエに構えることになると同時に、各拠点から人が集うこともあり、コミュニケーションの活性化のためにも社員食堂の必要性が高まりました。そこで時間帯に応じたメニューを提供するだけでなく、ミーティングやリラックススペースとしての機能も併せ持った施設としてカフェを設置したそうです。
そんなアダストリアのカフェ「A CAFE」を運営するのは飲食事業を行なう自社のグループ企業です。人気のあるメニューは継続して提供しつつ、お得感を意識した新しいサービスやメニューを取り入れていれるなどマンネリ化対策も行なっていますが、この人気メニューと新メニューの組み合わせも社員の希望がダイレクトに反映させられるグループ企業ならではのメリットといえます。
アパレルメーカーというイメージ通り、社員の方々は流行に感度が高く、健康志向が強い特徴があります。糖質制限を意識した「野菜を多く摂れるサラダメインのプレート」や「ビタミンドリンク」「ビネガードリンク」などは社員の要望が実現したものです。
また、高層階からの眺望や、リラックスできるBGM、休憩ができるリラックスペースや自由に本が読める「SHARE BOOK」など、昨今の先進的社員食堂で取り入れられている要素も備えており、「A CAFE」は社員にとって至れり尽くせりの空間となっています。
このように、会社として食事ができる場もしっかり用意していますが、これも同社のコーポレートスローガンである「Play fashion!」の実現を後押ししている社員食堂でした。
株式会社アダストリア
東京都渋谷区渋谷2丁目21番1号 渋谷ヒカリエ 27F
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