今回ご案内するのは、“宇治茶と源氏物語のまち”として知られる京都府宇治市の宇治市役所です。宇治市にはユネスコ世界遺産に登録されている「平等院」「宇治上神社」があり、年間約560万人の観光客が訪れています。
そんな宇治の歴史は古く、僧道登によって宇治橋が架けられたとされるのは大化の改新の翌年である646年、その400年後の1052年に藤原頼道が平等院を建立し、1221年には承久の乱の際に鎌倉方が宇治川から伏見に挙兵、1486年には山城国一揆衆が平等院で国中掟を策定するなど、まさに我が国の歴史の表舞台を彩ってきたまちと言えるでしょう。
そんな宇治市において、住民の生活に必要なサービスの提供などを行なっているのが宇治市役所です。宇治市役所は本庁舎と西館があり、本庁舎の8階に一般の方も利用できる職員食堂があります。
それではゆるるりとしていっとくれやす。
まとめ
安心・安らぎ・安価の3安を備えた宇治市役所職員食堂
宇治市役所の食堂運営で意識している点について、食堂の運営会社に話を伺うと、
「ここは市役所の食堂ですが、職員さんだけでなく一般の方も利用するので、“安心・安全”が何より大事だと思っています。そのために、単に料理を提供するだけではなく、食に対する情報の提供を行なうようにしています」
とのことでした。
そのため地元の“顔の見える”農家さんが作っている作物の使用には積極的で、毎月3日には、京都府が行なっている山城地域の農産物の消費拡大プロジェクト“京やましろ産ごちそうさんの日”のスペシャルメニューの提供、さらに毎月19日には「食育の日」として地産地消のメニューの提供、地産地消によるメリットや野菜の栄養素などの情報を食堂の入り口に掲示・配布しています。
さらに値段もメインの「味ごのみセット(460円)」をはじめ、「小鉢」が各80円、「フライ盛り合わせ」が250円と格安で提供されていますし、食堂からの眺望は最上階の8階にあることから周辺の建物より高く、遠く京滋エリアを見渡せます。
宇治市役所職員食堂は上記のように、食堂の特長として「地元の安心食材を食べることができる」、「閑静で眺望が良くゆったり安らげる」、「値段が安い」、の3点の特長が挙げられ、「安心」「安らぎ」「安価」という食堂の”3安”要素を備えています。
3安食堂である宇治市役所職員食堂。一般の方も利用でき、JR宇治駅からも比較的近距離ですので、世界遺産観光の際に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
京都府宇治市宇治琵琶33
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