
東京医療保健大学は、4学部6学科、1専攻科、2大学院修士課程・博士課程を有する医療系大学です。2005年、NTTよりNTT東日本関東病院附属高等看護学院を移譲され、東京医療保健大学となり、医療保健学部(看護学科、医療栄養学科、医療情報学科)を設置。2007年には大学院医療保健学研究科を開設。その後2010年、東京・目黒区に東が丘看護学部(2014年に東が丘・立川看護学部に名称変更)及び看護学研究科を同時開設。2018年には、千葉県船橋市に千葉看護学部を、和歌山県和歌山市に和歌山看護学部を開設しています。2017年度の看護師国家試験の合格率は100%(合格者数は全国最多!)であったという同大学。また、今年度は開学から14年目を迎え、看護職養成では日本最大規模を誇る大学となるなど発展を続けています。各キャンパスに提携する中核医療機関が隣接しているため、学生は日々最前線の医療現場で学ぶことができるのが特長の大学です。
今回ご紹介するのは本部のある五反田キャンパス。同大学の学生食堂をご紹介しましょう!
JR五反田駅から徒歩10分、NTT東日本関東病院の向かいに位置する東京医療保健大学五反田キャンパス。 2017年の全日本大学バスケットボール選手権大会で優勝している女子バスケットボール部。症状ならぬ賞状やトロフィーがたくさん! 校舎内の教室。東京医療保健大学では学生一人に一台ずつパソコンを貸与しています。 3階にある自習スペースでは熱心に勉強している学生の姿が。壁際の人体模型も応援しています! こちらの方は少しお疲れのご様子・・・ではなくて、看護実習用の人形です。 学生同士で脈を測ったり、聴診器をあてたり。看護実習室では看護師の卵たちが実習に勤しんでいます。 こちらは2階にある「ホール」の入り口。学生食堂もこのホール内にあります。 さあ、ランチタイムが近づいてきました。「今日は何にしようかな」学生食堂の前ではサンプルが並べられています。 ランチタイムになりました!12時を過ぎると券売機には行列が。みなさんピースサインをありがとうございます! 大学開設直後から10年以上学生食堂を切り盛りしている天野店長。学生にとってはお父さんのような存在となっているとか。 こちらはいつも笑顔が素敵と評判の前田副主任。こちらはお兄さん的存在とのことです。 こちらは小鉢。栄養の偏りを防ぐ意味もあり、学生にも食べやすい品揃えに。この日はナス、かぼちゃ、サラダ、コロッケ、おでんなど。 ランチタイムが始まりました! 実習の授業がある学生はナース服で。もう看護師の雰囲気も。 「大盛りにして」「はいよ」と学生の要望に気さくに応じる厨房スタッフ。 席数約150席。1日約150食が利用されています。 食堂の営業時間は朝食が8:00から8:45.ランチは11:00から14:00。売店は8:30から16:30です。 学生の男女比は1:9。圧倒的に女子が多いですね。食事が終わると勉強会会場に早変わり! みなさん勉強熱心です! 食堂の外のホールに持ち出して食べることもできます。 【定食】ロースカツ定食 440円 【麺】明太うどん 350円 【丼物】鶏肉の照りマヨ丼 350円 【麺】ジャージャー麺 350円 【定食】オムライス定食 440円 売店の焼きたてパンも人気。ジャージー牛乳パン、あんクロワッサン、キャラメルパン、メロンパン、小夏デニッシュなど。 【VOICE】「食堂にいる時間は勉強の合間の気分転換にもなっています」 【VOICE】「図書館で本を借りてそのまま学食が自習室にもなるのでありがたいですね」 【VOICE】「一人暮らしなので栄養バランスがとれる食事は助かります」 【VOICE】「値段も安くて美味しいです。学生と食堂の人との距離感が近いのがいいですね」 【VOICE】「サークルの集まりなどでいろんなキャンパスの食堂に行きますけど、ここが一番です」 【VOICE】「コミュニケーションがとれる大事な場所でもあるんですよ」 ホールにはミニコンビニがあり、お菓子や飲み物、勉強用の筆記具はもちろん、実習用のナース服も販売されています。 パソコンサポートセンター。こちらではパソコンの設定や学生用メールの設定などの専任の担当者が常駐しています。 英語名称「Tokyo Health Care University」から大学の略称は「THCU」。ご案内いただくのは山本さんと相原さん(左から)。
まとめ
リラックスする場所であり、勉強する場所でもある学生食堂
東京医療保健大学(五反田キャンパス)は、隣接しているNTT東日本関東病院と提携関係にあり、実習先となっています。他のキャンパスも同様に近隣の先進的な病院施設と提携しており、看護師、管理栄養士、診療情報管理士などの協働を経験することができる大学です。
このような実習先病院が近くにあるため、学生も将来働く姿がイメージしやすくなり、結果的に「働く意識の高さや実践力を備えている」と、就職先となる病院からも高く評価されているのが同大学の学生の特長といえます。
学生食堂では、学生ということもありなるべく安価かつ栄養バランスを重視したメニューが提供されています。
「比較的実家から通学している学生が多いとはいえ、やはり好きなものばかり食べる傾向がありますので、栄養バランスを考えて小鉢を提供したり、抜きがちな朝食も提供しています」(食堂を運営する森永商事の森永社長)。
医療系の大学とはいえまだまだ二十歳前後の学生ばかりの食べ盛り?ということもあり、がっつり食べる学生も多いとか。
「学生自身はまだカロリーや栄養成分を気にする年齢でもないでしょうが、働き始めたときに食べ物が身体に与える影響なども考える仕事になりますので、そのきっかけとなるようカロリーなどの表示も積極的に行なっています」(同)とのことでした。
学生食堂は、授業の合間に利用するリラックススペースであると同時に、勉強するためのラーニングエリアでもあります。
そのため、「なるべく気軽に利用してもらえるように」と給茶器のコーヒー、烏龍茶、お茶、水などは無料で提供しているほか、店長など調理スタッフと学生間のコミュニケーションも積極的に行なっているとか。食堂横に売店(ミニコンビニ)もあるので文房具やお菓子などもすぐに調達可能です。
学生にとって体づくりと同時に貴重な学びの空間にもなっている、東京医療保健大学(五反田キャンパス)の学生食堂でした。
東京医療保健大学
東京都品川区東五反田4-1-17
五反田キャンパス
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