
小松菜のスムージーも!地産地消を促進する地元密着型の一般利用できる市役所の食堂
新しい市民の交流の場に! 一皿100円一回盛り放題の人気のサラダバーに舌鼓!
今回ご紹介するのは、2005年に上福岡市と入間郡大井町が合併し「ふじみ野市」となった「ふじみ野市役所」です。
豊かな自然を有しながらも都心から30kmという首都圏に位置するという立地条件に恵まれていることから、商品流通業や首都近郊農業などが盛んな街です。
そんなふじみ野市では、古くなった庁舎を改修する際に、職員食堂もリニューアル。以前の食堂は地下にあったため薄暗く、職員もあまり利用しない食堂でしたが、現在は同じ地下にありながら、落ち着いた色彩の壁材やファーニチャー、陽の差し込む大きな窓など、一般市民も快適に利用できる食堂になったそうです。また、メニューに地元産の野菜を積極的に使用するなど、地産地消を推奨する自治体の新しいスタイルの食堂として注目されています。
それでは早速ご案内いたしましょう!
東武東上線「上福岡駅」から約1km。地上5階、地下1階の建物が今回ご紹介する「ふじみ野市役所」です。 市役所に入るとすぐにあるインフォメーションコーナー。早速食堂の場所を教えていただきました! ふじみ野市のゆるキャラ「ふじみん」。市内の天然記念物であるしだれ桜の妖精で、頭には富士山が。 開庁時間は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分。 本庁舎で働く職員数はおよそ400名。全職員だと約650名。 さあ、それでは地下の職員食堂へ! 営業時間は11:00〜17:00。ランチタイムは11:00〜14:00です。 入り口にある食券販売機で食券を購入します。こちらの食堂は一般の人も利用できます。 さあ、食堂に入ってみましょう! もうすぐお昼になるので、今はしっかり準備中です。 コーヒー、ジュース、スムージーなどの自動販売機。お味噌汁も自動販売機で購入。 広さは91平方メートル、座席数は54席です。 新しい食堂では、市民同士、職員同士、市民と職員など、いろんな人同士が交流できる場を目標にしているとのこと。市長もよく利用しているそうです。 以前はうどん、そば、ラーメンといった定番のみでしたが、リニューアルに伴い、メニューを刷新。今後も新しいメニューにチャレンジしていくそうです。 さて、そろそろお昼休憩の時間が近づいてきましたが、スタッフの方は準備万端! です。 職員さんが続々とやってきました(出前も行なっています)。 地元の野菜を毎日使っている人気のサラダバー。一皿一回盛り放題で100円です。 新しい食堂の利用者は、想定以上に一般の方が多いとのことです。 地下にありながらも、外にテラススペースがあり、大きな窓からの採光もバッチリ! 上からパチリ! 夏から秋はテラス席で食事を摂ることも。風が心地良いですね。 鶏の生姜焼き(ふじみ野ランチ)
単品500円 サラダバー付き550円海老天のせカレー南蛮うどん(ランチめん) 単品500円 サラダバー付き550円 カレーライス 単品430円
サラダバー付き500円特製ミートソーススパゲティ(カフェランチ)単品500円 サラダバー付き550円 ランチ中の職員さんたち。新しい食堂では、事前に職員にアンケートを実施。要望を取り入れた食堂となっています。 食堂はコミュニケーションがとれる貴重な空間。リラックスしたら、午後も仕事がはかどりますよね! 利用者の声
「別の課の同僚とよく利用しています。日替わりでメニューが替わるので飽きがこない」「週に4度くらい利用しています。野菜が食べたいのでサラダバーは助かっています」 「地元の食材を使っているので、新鮮でいいですね。 前に出た地元産小松菜スムージーはフルーツも入っていて美味しかったです」 第1・第3火曜に、市役所玄関横で開催されている地元農産物の即売会の様子。 日産自動車より貸与されている「ふじみん」のラッピングの電気自動車。ナンバープレートも「2(ふ)2(じ)3(み)0(ん)」です! 市役所内をご案内いただいた総務部の大野係長、松島主事、池澤課長(左から)。みなさんありがとうございました。
まとめ
ふじみ野市役所の食堂では、庁舎を新しくすると同時に、旧態依然とした「市役所の食堂」という地味なイメージの一新。内装や家具等にこだわり、誰でも気軽にできるような「みんなの食卓」を目指してリニューアルされたそうです。
近郊農業の盛んなふじみ野市では、「採れたてふじみ野畑」という地元農産物の即売会を市役所で月2回の頻度で実施していますが、このような地元の農産物を、食堂のメニューづくりに取り入れています。一皿1回盛り放題で人気のサラダバー(100円)や小松菜のスムージーなど、地元野菜を使ったメニューは、すでに好評を博していますし、今後も市内の名所の桜並木や、ゆるキャラ「ふじみん」などを利用した名物料理もつくっていく予定だそうです。
自治体として、市民同士、職員同士、市民と職員といったさまざまな交流が生まれ、地産地消を促進する地元密着型の食堂、それがふじみ野市役所の食堂でした。
埼玉県ふじみ野市福岡1丁目1−1
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