時間貸駐車場「タイムズパーキング」を運営するタイムズ24株式会社などをグループ会社にもつパーク24株式会社は、駐車場サービス、レンタカーやカーシェアといったモビリティサービスなどを提供しています。駐車場台数約139万台、提供する車両数約6万台、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」会員数は約760万人(2019年4月30日現在)です。
売上高約2,985億円(連結)、資本金198億6,300万円、グループ従業員数5,465人※という同社の起源は1971年8月、駐車場関連機器の製造、設計施工・販売を目的とし東京都品川区西五反田にて創業した株式会社ニシカワ商会。
※売上高は2018年10月30日現在、資本金およびグループ従業員数は2019年4月30日現在
その後、85年に駐車場の保守・運営管理部門が独立しパーク24株式会社が設立、91年には24時間無人時間貸駐車場「タイムズパーキング」の1号物件を台東区上野にオープンしました。
99年に東証二部に上場すると、翌2000年には東証一部に上場。09年株式会社マツダレンタカー(現タイムズモビリティネットワークス)をグループ化するなど、ビジネス領域を拡大し続けています。そして11年には会社分割により駐車場事業をタイムズ24株式会社へ継承し、純粋持株会社となりました。また17年にはオセアニア・アジアを中心に駐車場事業を展開するSecure Parking、英国で駐車場事業を展開するNational Car Parksをグループ化するなど、海外でも事業を拡大しています。
本社を19年5月に有楽町から品川区西五反田に移転。その際2階に一般利用も可能なカフェ「Times CAFÉ(タイムズ カフェ)」をオープン。自社グループ社員のみならず、地域の方々にもリラックスエリアとして開放し、自社グループのサービス情報発信の地としても活用しています。
まとめ
社員の福利厚生&地域貢献&サービス情報の発信を行なう、一石三鳥のオフィスカフェ
同社は事業領域の拡大を経て2021年に創業50周年を迎えることもあり、「新しい価値の創造・情報発信拠点」をコンセプトに、2019年5月に創業の地である品川区・五反田に本社を移転しました。
同社のビジネスが“駐車場”という街の人々とも繋がりの深いビジネスということもあり、「五反田の人にも使ってもらえるように」と本社ビル2階に「Times CAFÉ」を開設。6月から本格的にカフェとして稼働しており、五反田エリアへの地域貢献および地域活性化を図っていくとのことです。
今回ご紹介した「Times CAFÉ」はランチ後のカフェやちょっとしたブレイクタイムに利用している自社グループ社員だけでなく、地元エリアのビジネスマンや主婦、学生といった一般ユーザーにも幅広く利用され始めています。
「仕事でのパソコン利用や携帯の充電などができるよう、コンセントも設置しています。五反田駅近くで、国道1号線と目黒川の交差した場所にもかかわらずカフェスペースが少ないエリアでもあるため、ゆっくりとくつろいでいただけるようなスペースにしていますので、ビジネスマンに限らず主婦やお子様連れなど幅広い層にご利用いただき、パーク24グループのことに興味を持っていただければと思います」
(パーク24株式会社 経営企画本部/田中さん)
今後は地元と密着したイベントへの活用も検討する予定とのこと。
社員も使えて地域の人も利用でき、自社のサービス情報も発信できる、という「Times CAFÉ」。気になるスポットになりそうです。
東京都品川区西五反田2丁目20番4号
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