
堀場製作所(京都市)は、1945年に創業、1953年に設立された世界的分析計測器メーカーです。特に自動車のエンジン排ガス測定装置は世界シェア80%を占めており、世界中でその名を轟かせています。連結売上高1,700億9千3百万円、従業員数連結7,149名(2016年度)、27カ国に展開し、従業員の約6割が外国籍というグローバル企業です。
そんな堀場製作所のガス計測関連の基幹工場としてHORIBA BIWAKO E-HARBORは2016年に滋賀県大津市に竣工。世界中のHORIBAグループの母港(ホームハーバー)となるフラッグシップ工場として位置づけられています。
ORIBA BIWAKO E-HARBORの社員食堂は、琵琶湖が望める9階に設置されています。その名も「PYRATES(パイレーツ)」。常に新しい「航路」を目指そうという想いから名付けられた名前の通り、社員食堂が新しい航路に向うためのコミュニケーションの場にもなっているようです。
滋賀県大津市に位置する「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」。 5つのEをモチーフにしたロゴマークは、舵輪をイメージさせます。この工場のシンボルマークとなっています。 エントランスに飾られている「帆」のオブジェには、「おもしろおかしく」の文字が。 エレベーターの扉にも書かれています。これは一体・・・? 2階には世界各地のグループ企業の所在地や「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」のミニチュアも。 あたかも船の中にいるかのような感覚になりますが、こちらでも会社の歴史などが展示されています。 それでは9階にある社員食堂「PYRATES(パイレーツ)」へ! 大航海時代の綴りです(現代の綴りはPIRATES)。 メニューはA定食、B定食、丼もの、麺類、お楽しみメニュー、ランチ。メニューは社内イントラでも告知しています。 ランチの営業時間は11:45ー13:00。夕方からは懇親会やパーティにも利用されています。 1日の利用数は320〜350食。勤務人数は約600人なので半数以上の人が利用していることになりますね。 滋賀県で作った野菜を食べられるサラダバー。 「地元エリア産なのでフレッシュでおいしい」と評判とのこと。特製ドレッシングも人気。 ランチタイムは11:45から、12:00から、12:15からと利用時間をずらし、混雑緩和へ。 座席は約240席。琵琶湖側と比叡山側が望める眺望でお昼もリラックスできますね。 座席は、同じメンバーだけばかりで食べることのないよう、皆が交流できる作りにしているそうです。 お昼は空腹を満たすだけでなく、一旦オフにしてリラックスできる貴重な時間。自然と笑顔で溢れていますね。 お弁当持参もOK! 食も会話も弾んでいるようですね。 「事前に予約すれば、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指すハラール食にも対応しています」とのこと。 窓一面に琵琶湖が広がる社員食堂です。8月に開催される琵琶湖の花火大会の際は、社員専用の隠れた観覧席に! こちらはテラス席。船のデッキにいるような錯覚に。琵琶湖からの風が心地よいです、 鶏肉のカシュナッツ炒め(628kcal) ツナオムレツ(676kcal)
定食は、650±30kcalで、野菜もたっぷり提供されています。かきあげ丼(680kcal) しっぽくうどん(349kcal) 「サラダを毎日摂っています。本社にはないサラダバーがあるので嬉しいですね」 「栄養管理されているメニューだし、普段食べられないメニューも結構多いので楽しい」 「美味しいです。ただ、シフトによって後からきた際に、人気メニューが売り切れているときはガッカリ(笑)」 社員証に事前にチャージしておきます。打ち合わせなどで来社している外部の人は専用カードで。 ピッ! 社員証で簡単決済! 小銭のやりとりなど不要なので混雑緩和に役立っています。 こちらは社員食堂内にあり、火曜と金曜の17:45〜20:00まで営業している「居酒屋“E-HARBAR”」。 社員食堂の横にある売店。名前は「PORT CALL(ポートコル/寄港)」。お菓子やソフトドリンクなどが売られています。 社内ではコミュニケーションの機会を増やすため、移動時は階段を使うことがルールだそうです。 ご案内いただいた株式会社ホリバコミュニティの冨嶋統括部長。ご多忙の中、ありがとうございました。
まとめ
社員の健康的な人生をサポートする堀場製作所の社員食堂
「おもしろおかしく」
これは、“常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことで、人生の一番良い時期を過ごす「会社での日常」を自らの力で「おもしろおかしい」ものにして、健全で実り多い人生にして欲しい”
という願いが込められているとのことで、海外の事業所でも「JOY&FUN」という言葉となって、グローバルで共有されているホリバグループの社是です。
この「おもしろおかしく」を実現するために、社員食堂を含む福利厚生サービスを行なっているのが、グループ企業の株式会社ホリバコミュニティです。
ホリバコミュニティでは、社員の健康に対する意識向上にも力を入れています。2008年には食堂運営にあたって「給食委員会」を発足。これは福利厚生担当、給食業者、労働組合、グループ会社代表、健康管理室、健康保険組合の六人七脚体制で、栄養情報の提供や健康診断などの結果から食堂でのメニュー反映を行なっており、カロリーコントロール(定食は650±30キロカロリー)や地産地消の推進などの取り組みを積極的に行なっています。
これらの取り組みから、社員の肥満度を示すBMI、血圧や肝機能の数値も年々改善されていることがデータ的にも明らかになっており、社員食堂での健康への取り組みが結実しつつあることを示しています。
HORIBAグループでは、新入社員教育の際に、健康における「食」の重要性を伝えています。そのため、社員食堂においてもヘルシーなメニューを提供しており、若いうちから健康に対する意識の高い社員が多いことが特徴的といえます。
社員の「おもしろおかしく」を実現するために、生きがいや働きがいはもちろん、心身の健康をもサポートする堀場製作所さんの社員食堂「パイレーツ」でした。
株式会社堀場製作所
滋賀県大津市苗鹿1丁目15-1
HORIBA BIWAKO E-HARBOR
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