
「健康」と「コミュニケーション」がキーワード!東京湾岸の会話のはずむ社員食堂
ヘルシーメニューが人気! パークサイドとシーサイド 2つのエリアでメニュー満喫
今回の訪問先は東京ガス株式会社。1885年に渋沢栄一氏を中心に東京府から瓦斯局の払い下げを受け、「東京瓦斯会社」として創立し、今年で130年を迎えています。ガス導管の総延長は地球1周半の約6万km。都市ガス事業者として首都圏を中心に、1,100万件を超えるお客さまの生活や企業活動を支えている世界最大規模のガス供給事業者です。
今日はそんな東京ガスさんの社員食堂をご紹介いたします。
JR浜松町から徒歩3分。旧芝離宮恩賜庭園の隣に立つ地上27階、地下2階の建物が東京ガスさんの本社社屋です。 こちらは受付です。東京ガスのロゴマークは5つの正方形でできており、青はそれぞれ「衣」「食」「住」「心」を、赤い正方形は「新しい可能性や新しい分野の開拓」を表しているとか。 エントランスには、自社サービスである「エネファーム」システムの紹介も。環境大臣賞や第十四回新エネ大賞などの表彰状も飾られています。 こちらは待合スペース。建物は都市ガスを燃料に発電し、その排熱を冷暖房、給湯等に有効利用するコージェネレーションシステムを採用しています。 待合室にあるソファは間伐材を利用したもの。ほかにもコナラ、クヌギといった広葉樹を植樹し環境の大切さを学ぶプロジェクトも行なっています。 今回ご案内いただく、安全健康・福利室の高木さんと広報グループの小清水さん。よろしくお願いします! さあ、早速社員食堂をご紹介しましょう! 14階の食堂は中央通路を挟んで、シーサイドエリアとパークサイドエリアに分かれています。 こちらはパークサイドエリア。366席。ヘルシーメニューや比較的軽食が多いため女性の利用者が多い。 シーサイドエリア。座席数は284席。麺類やカレーなど、早く食事を済ませたい男性はこちらを利用する場合が多いとか。 こちらは小鉢。サラダや生玉子、温泉玉子、とろろ。ヨーグルト、納豆、ごぼう天ぷらなどなど 人気の五目おにぎり。 里芋とハンバーグのデミソース煮。 営業時間は11時30分から14時。メニューを確認してどちらのエリアに行こうか思案中の社員さんたち。座席はどちらのエリアでも利用可能です。 ヘルシーメニューは早く売り切れる人気メニュー。産業看護職から食事指導があった人はヘルシーメニューを積極的に利用しているとか。 提供されるメニューは運営会社さんから提案されます。新しくメニューを導入する場合は東京ガス社内の安全健康福利室が試食を行ないます。 「今日は何がいいかな?」「こっちがオススメだよ」
社員と厨房スタッフとは気軽に会話できる雰囲気です。小松菜のおひたしやひじきの煮物は女性にも人気。男性の人気メニューはかき揚げやてんぷらの盛り合わせなど。 会計は「スイカ」「パスモ」といった交通系電子マネー。 ピーク時はほぼ満席に。混雑を避けて時間をずらして食べに来る社員も。 1日の食数はなんと1600食!お昼時は混雑するはずです・・・。 机には調理方法などの情報も。食堂で提供される食事の内容は社内ネットワークで週末に翌週分を通知。健康知識が身につくように配慮されている。 パークサイドエリアからの眺望。手前が旧芝離宮恩賜庭園。その左にはJR浜松町駅が。右手奥にはスカイツリーが見えます。 こちらはシーサイドエリアから。東京湾、日の出桟橋、そしてレインボーブリッジも。 「カロリーも注意していますし、大量の人数をこなすために、オペレーションしやすいようにトッピングなども工夫しています」と語る支配人の黒木さん(左)と管理栄養士の後藤さん。 ビッグメンチカツ 791kcal(ライス・味噌汁付き) カシミールカレー 780kcal エビマヨ炒飯 804kcal(味噌汁付き) 豚肉の竜田揚げ粒マスタードソース 878kcal(ライス・味噌汁付き) かつおの漬けとろろ丼 610kcal 鶏ささみと茄子の含め煮 226kcal こちらは16階にある「LOUNGE16」
夜にはお酒も飲めるバーに早変わり。サーロインステーキ(サラダ・ライス・スープ・ドリンクバー付き) カツサンド(サラダ付き) 社員の方の声
「職場の人と食べに来ることが多いです。職場では仕事に集中していますが、ランチタイムはプライベートな話をすることが多いです」「同じチームの人と食べています。お気に入りのメニューはカレーです。中でも水曜のカシミールカレーが好きです」 「家で野菜が摂れないときは小鉢を多めに。いつもチームの人と雑談しながら楽しく食事をしています」
まとめ
「はじまっています。東京ガスでスマートな社員食堂」
東京ガスさんの社員食堂は、「健康」そして「コミュニケーション」を意識して運営されているそうです。
そのために会社として、産業保健チームと連携して健康米・雑穀米といった健康促進の一助となるメニューを提供したり、自分でカロリーのコントロールがしやすいよう栄養素情報を詳しく表示したりするなど健康面でのサポートに力を入れ、コミュニケーションの活性化策としては、季節メニューなどのイベント食を提供、メニュー表は事前に社内イントラにてアップし、職場での会話のきっかけになるようにしているとのことでした。
実際訪問して、社員の方同士がまとまって席に着くことが多く、最近流行りの一人席も取り外して増席しているため、ランチタイムはとてもにぎやかで、皆さんリラックスされている様子がうかがえました。
また注目すべきは、厨房スタッフと社員の方の距離感です。厨房スタッフと社員間の会話が多く、多忙なランチタイムの中でもリラックスできる場作りに大きく貢献しているといえそうです。
インフラとして私たちの生活を支えている東京ガスさん。そんな東京ガスさんの社員を支えているのは、この社員食堂なのかもしれませんね。
東京都港区海岸1‐5‐20
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