今回ご紹介するのは、兵庫県加古川市に本社を構えるオークラグループの社員食堂「あるこキッチン」です。同グループの中核企業であるオークラ輸送機株式会社は、2027年に創業100周年を迎えるマテハンメーカー。資本金は約13億円、従業員数は600名を超え、国内外にグループ企業を展開しています。マテハン(マテリアルハンドリングの略)とは、工場や物流センターで稼働するコンベヤやロボット等の「モノを運ぶ」 システム機器のことです。インターネットで購入したものが翌日に届く便利さの裏側で、実はマテハンが大いに活躍しています。
「あるこキッチン」は、同社のグループ企業の社員食堂。食堂を運営するのもグループ企業のオークラサービスとのことで、自社運営の「あるこファーム」から安心安全な食材が提供されているだけでなく、食イベントなども実施され、社員の福利厚生施設として機能しています。
それでは「あるこキッチン」をご紹介しましょう!
まとめ
自社グループの農園で作られた野菜を食べることができる「あるこキッチン」
オークラグループの社員食堂「あるこキッチン」は、グループ企業のオークラサービスが運営しています。オークラサービスは自社農園「あるこファーム」で農薬を最小限に抑えた安心・安全な健康野菜を育てており、とれたての野菜を「あるこキッチン」で使用しています。この「あるこファーム」は「社員に安全でおいしい野菜を食べて健康になってほしい」というオークラサービスの大庫隆夫社長の強い思いから始まり、休耕田を活用し、苦労の末に高品質な野菜を生産できるようになりました。そして2021年にオークラ輸送機本社建て替えに合わせて社員食堂「あるこキッチン」は開業され、今日も社員においしい野菜を提供し続けているのです。
このように食堂の運営から食材の仕入れ(一部)も自社グループ企業が行なうという、稀有な社員食堂といえます。
自社グループが運営する社員食堂ということから、社員向けの企画やサービスなども自由度が高いのが特徴で、季節の行事や記念フェア、もちつきなど、様々なイベントを通じて社員の交流と楽しい食体験を提供しています。また、持続可能な開発目標(SDGs)に対する取り組みとして、食材廃棄ロスの軽減、自社農園の活用、廃棄物の分別と再利用、コンポストを利用した循環型農業を実践しています。
このように社員食堂「あるこキッチン」は、社員の健康維持に一役買っているだけでなく、社員同士のコミュニケーションや午後からの仕事へ向けたリフレッシュ、昼食以外の時間は会議や打ち合わせに活用されるなど、同グループの企業活動を下支えする場所になっています。さらに食堂内ではグループの主力事業であるベルトコンベヤを活用したり、フードロス削減といったSDGs推進に取り組むなど、まさにオークラグループが手掛ける事業の相乗効果を活かした社員食堂となっています。
兵庫県加古川市野口町古大内900番地
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