新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、私たちの働き方は大きく変化しました。リモートワークの普及とともにオフィス環境の在り方が見直される中、従業員の健康と満足度を向上させる新たな福利厚生として注目を集めたのが置き型社食です。
コンビニエンスストアのような手軽さで、栄養バランスの取れた食事がオフィスで楽しめる置き型社食は、コロナ禍を経て多くの企業で導入が進み、今や企業にとって欠かせない存在にもなってきています。
本記事では、オフィスに新たなランチ体験をもたらし、従業員のエンゲージメント向上に貢献する置き型社食の魅力と、その導入事例について、ダイオーズジャパンの藤井氏にお話をうかがいました。
【プロフィール】
藤井 悠平(ふじいゆうへい)
株式会社ダイオーズ ジャパン/営業推進グループ DXセールスセンター マネージャー
1981年東京生まれ。複合型レジャー施設運営会社を経て2009年ダイオーズ ジャパンに入社。東京都内の新規開拓の営業職を経験後、2013年に仙台市内の営業所に異動。配送拠点の責任者を経て2019年東京都内の営業所に配属、現在に至る。

【会社概要】
株式会社ダイオーズ ジャパン
・1969年創業 事業所向けトータルサービス業を展開
・日本国内におけるパイオニアとしての事業所向けコーヒーサービス事業
・数種類のお茶やコーヒーやお水を1台のマシンで提供できるティーサービス事業
・不純物を除去した限りなく安全・安心な水、「ピュアウォーター」をメインとしたボトルウォーターサービス事業
・玄関マット、清掃モップ等、環境衛生商品の定期的な交換及び、サービスの提供を行うクリーンケア事業
・熟練された技術を持ったFCオーナー自らが定期清掃サービスを提供するダイオーズカバーオール事業
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-7-12 丸の内サピアタワー14階
Webサイトアドレス:https://www.daiohs.co.jp
1.置き型社食が企業にもたらす本質的な価値の変化
ー 近年、従業員のエンゲージメント向上や健康経営の観点から、社食の重要性が再認識されています。置き型社食は、従来の食堂形式と比較して、企業にどのような本質的な価値の変化をもたらしているとお考えですか?業界全体として、この変化をさらに促進するためにどのような取り組みが必要でしょうか? ー
藤井氏(以下藤井):「置き型社食」と従来の社員食堂と比べて最大の違いは、24時間いつでも利用できる点です。「置き型社食」の新規導入を検討している総務担当の方と打ち合わせをする際、「健康経営・従業員健康促進をしたい」「ランチ難民を解消したい」「働き方改革・業務効率改善を図りたい」「仕出し弁当・社食の代わりにラインアップを充実させたい」「福利厚生・エンゲージメントを向上させたい」と様々なご意見をいただきます。「置き型社食」の特長は、多様化する働き方や勤務時間に対応できる点にありますので、企業が抱える様々な問題やニーズを解決することが可能です。
また、社員食堂と比べて導入・運用コストが抑えられるため、従来の食堂運営が難しかった中小企業でも省スペースで気軽に福利厚生として導入できます。弊社は初期費用をいただかず納品した商品に対する費用請求も行いません。投資が少なく、省スペースで導入できるため、サービスを通じて福利厚生の充実や健康経営、従業員満足の向上に貢献できます。
また、弊社は創業以来ルートサービスを軸にオフィスに特化した様々なサービスを展開しております。全国20万軒の取引事業所での取引実績があり、様々なニーズに対するサービスの提供を行う事が可能で、置き型社食においても商品在庫や賞味期限管理、ラインアップの見直しをルート担当者が行う点が弊社の強みとなります。今後は、中小企業への導入支援などを通じて、業界全体で利便性と導入効果を高めていく取り組みを行なって参ります。
2.多様化する働き方と置き型社食の役割
ー リモートワークやハイブリッドワーク、フレックスタイム制など、企業の働き方は多様化の一途を辿っています。このような中で、置き型社食は従業員の「食」のニーズにどのように対応し、オフィスにおけるコミュニケーションやエンゲージメント促進にどのような役割を果たしていくべきだとお考えですか? ー
藤井:2020年頃からのコロナ禍により在宅勤務が推奨されてから、働き方の多様化が一気に浸透していると感じております。コロナ禍の当時、都内の配送拠点で勤務をしておりましたが、出社率が50%を下回る企業が数多くありました。特に大手企業や内勤での業務に従事される方に、その傾向がみられました。コロナ禍が終息してから2年以上が経過しましたが、従来のオフィス中心・定時勤務型の働き方に戻す企業がある一方、テレワークやフレックスタイム制を推奨する企業もあり、より柔軟で個人のライフスタイルに応じた働き方へと移行が進んでおります。こうした中で、社員の生産性を維持・向上、福利厚生を充実させるための新たな社内施策の一つとして「置き型社食」は注目されております。このような背景により、弊社においても事業化を進めたという経緯がございます。
食の福利厚生においては自販機型、社員食堂、仕出しデリバリー弁当と様々なサービスがありますが、「置き型社食」は2025年には、更に市場が拡大すると予測したデータもあります。オフィスの冷蔵庫や専用スペースに冷凍弁当や長期常温保存可能な商品を設置し、好きなタイミングで利用できるサービスですので、出社時間がバラバラな方でも自分のペースで昼食を取ることができます。食事の準備や外出の手間を省けるため、業務の中断を最小限に抑えられ生産性向上に繋がります。また、弊社では栄養士監修の健康メニューをラインアップしており、栄養バランスを意識した食事を社内で簡単に取ることができるため、健康経営の観点から好評をいただいております。コロナ禍以降出社率が低下しても、必要な分だけ補充すればよく、ロスが少ない点も企業側にとってメリットだと考えております。
3.ユーザーニーズと提供サービスの進化
ー 置き型社食を利用する従業員のニーズは、健康志向、利便性、多様なメニューなど、多岐にわたります。業界全体として、これらの多様なユーザーニーズをどのように捉え、提供するサービスやメニューの進化にどのように繋げていくべきだとお考えですか? ー
藤井:特に、最新のテクノロジーが果たす役割についてもお聞かせください。弊社の置き型社食サービスでは、従業員のニーズに対応するため主に「朝食」「食事」「間食」3つのカテゴリーに分けた商品をラインアップしております。導入を検討している企業の従業員からは「間食系の軽食を充実してほしい」「コスパの良い弁当があると良い」「朝食代わりに利用したい」等、様々なニーズがあることが分かって参りました。牛丼弁当や冷凍パンなど幅広くラインアップをしておりますが、今後も様々なメーカーとタイアップしてニーズに合った商品を増やしていく予定です。また支払時のQRコードを通じたお支払いの機能を導入したことにより、各企業の商品の嗜好傾向を把握できるようになりました。高層階にあるオフィスでは昼食として「食事」系のメニュー、フレックス制度を導入している企業では手軽に食べられる「間食」系が中心で売れている、健康経営優良法人では一部健康系のメニューのみ会社経費で負担するなど様々なニーズがあります。
朝食向けのおにぎりやスムージー、間食用の栄養バランスの取れたスープ、冷凍フルーツ、ナッツ、アイスなど、様々な商品をご提供しています。一度は目にされたことのある有名ブランドを多数展開しています。
お客様の傾向やニーズを的確に捉え、サービスと商品開発に反映させる姿勢が重要だと思います。また、商品料金の企業負担割合は、各企業様で自由に設定いただけるのも弊社の置き型社食の特徴です。例えば健康促進のお食事メニューだけを企業様で50%負担するなど、お客様に合わせた柔軟な社内運用が実現します。置き型社食は「単なる便利なサービス」から「働き方改革」「エンゲージメント向上」「健康経営」を支える重要な施策に進化していくと考えます。
4. 置き型社食の導入・運用における企業の課題と解決策
ー 置き型社食の導入を検討する企業にとって、スペースの確保、初期費用、運用・管理の手間、メニューのマンネリ化など、様々な課題が考えられます。置き型社食業界全体として、これらの企業の課題に対し、どのような効果的な解決策やサポート体制を提供していくべきだとお考えですか? ー
藤井:福利厚生の一環として置き型社食の導入を検討する企業では、既に飲料関係のサービスを導入しているケースが多いです。弊社は1969年の創業以来、オフィス向けに様々なサービスを展開しておりますので、様々なサービスと複合的に提案することが可能です。社食以外に利用しているサービスのコスト削減の提案をさせていただくことで費用を捻出することができます。従来よりルートサービスの仕組みがあるため外部の配送業者に委託する必要が無く、他の社食サービスよりも比較的価格を抑えた提案が可能となります。もちろん在庫管理と発注業務、賞味期限の確認や商品の選定など煩わしい業務も行います。
また、様々なサービスの請求を一本化することができ、サービス導入後のお困りごとなど、同一のルートスタッフに相談できる点も管理や運用される方に対するメリットになります。サービス導入後はデータ分析と合わせて、運営される担当者から利用する従業員からのお声を聞きながら最適な商品、サービスの提案などで対応します。こうした総合的なサポートにより導入拡大と市場の成熟につながっていくと考えております。
ー 今後も注目させていただきます。ありがとうございました ー
(聞き手/社食ドットコム編集部)
| 会社名 | 株式会社ダイオーズジャパン |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内1-7-12 丸の内サピアタワー14階 |
| 公式WEBサイト | https://www.daiohs.co.jp |





















