
1897年に創設された日本を代表する最高学府の一つ、京都大学。創立以来、一貫して掲げられてきた「自由の学風」は、大学のアイデンティティそのものとなっています。その独創的な研究環境からは、日本人初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士をはじめ、世界最多クラスの受賞者を輩出しており、数理科学、霊長類学、iPS細胞研究など、多岐にわたる分野で世界をリードする成果を上げ続けています。
キャンパスは古都・京都の静謐な環境に位置し、豊かな文化と歴史に触れながら学問に没頭できる点も大きな魅力です。単なる知識の習得にとどまらず、「自重自敬」の精神に基づき、自ら考え抜く力を持つ人材を育成します。
そんな京都大学の教育・研究活動は、京都府内の3キャンパス(吉田・宇治・桂)を中心に展開されています。メインキャンパスとなる吉田キャンパスは七つの構内に分かれており、学生食堂から本格的なフレンチレストランまで多数設置されています。今回は吉田キャンパスの西部構内にある京都大学生活協同組合「カフェテリア ルネ」を訪問しました。
































まとめ
「一度の感動よりも、何年も飽きずに食べられること」を重視している京都大学学生食堂
京都大学・西部構内に位置する「カフェテリア ルネ」は、単なる空腹を満たす場を超え、学生たちの日常に寄り添い続ける場所です。運営の根底にあるのは、「一度の感動よりも、飽きずに毎日通える“普通においしい”食事」という哲学。メニュー選びに迷った時でも、ここに来れば必ず食べたいものが見つかる安心感こそが、ルネの真骨頂といえます。
ランチタイムは「とにかくスムーズに食べさせること」を重視する一方で、夜時間帯には一変して「ひと手間かけたメニュー」が顔を覗かせます。なかでも夜限定の「油淋鶏」は主菜の中では不動のナンバーワン。さらに、年に数回しか現れない「サーモン炙りハラス丼」は、学生の間でカルト的人気を博す伝説のメニューとなっています。
また、京大らしい多様性を象徴するのが、常設されたハラールコーナーです。多くの留学生が利用する傍ら、部活動に励む学生たちが連れ立って賑やかにテーブルを囲む光景は、「カフェテリア ルネ」ならではの日常です。
ピークを過ぎた夜、テラス席の灯りの下で語らう学生たちの傍らには、調理数の微調整によってフードロス削減にも配慮された、温かな食事が今日も並んでいます。
京都市左京区吉田本町
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